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「こんなに歌うんだ!」と驚き 相葉裕樹 主演 ミュージカル『Ordinary Days』開幕レポート公開!

2月8日に東京・俳優座劇場で開幕をしたオフ・ブロードウェイミュージカル『Ordinary Days』。

本作は、N.Y.に住む30代のカップルのジェイソン(相葉裕樹)とクレア(夢咲ねね)、アーティストを目指す青年ウォーレン(小池竜暉/中本大賀)と大学の論文に追われるデイブ(斎藤瑠希/浜崎香帆)の日々を懸命に生きる4人の人生が思わぬ形で繋がっていく物語。

プレビュー公演となる8日、特別カーテンコールが行われ当日出演の相葉裕樹、夢咲ねね、斎藤瑠希、小池竜暉(GENIC)に加え、9日(金)に初日を迎えるWキャストの浜崎香帆、中本大賀(円神)も含め、全員が登壇。事前応募の中から選ばれたオフィシャルレポーター2名より、質問が投げかけられる場面も。

――歌がメインのミュージカルですが、皆さんにとって歌はどういった存在ですか?また今回の舞台を通じて歌への思いが変わった部分はありますか?

中本:僕は歌なしでは今まで生きてこれていないので、人生と共にあるという感じです。さっき楽屋でバッチさんとお話しさせていただいたんですが、普段はアーティスト活動をさせていただいているので、今回ミュージカルとしての歌い方というものに新しく触れ、そのギャップに苦戦をしています。でも、そのギャップに葛藤しながら毎日楽しく稽古をしてきたので、個人的にはこれからの成長という面で楽しみだなと思っています。

浜崎:デイブも夢追い人という感じなんですが、歌に出会ったから私は舞台に立ちたいという夢を持てたので、歌があったから私は夢を見つけられました。そして今回のミュージカルを通して、歌って無限大だなって思い、より歌が好きになりました。

小池:祖父母の家にカラオケがあって、2歳の頃からマイクを持っている写真があるような環境で育ったので、僕も大賀くんと一緒で歌はずっとそばにありました。歌手を目指したのはもっと後なんですが、歌で伝えられるものは言葉では表せられないものだと思っていて。そこに乗せる歌詞やメロディーが、人の心を動かして様々な感情を与えられることが僕にとって大きなものだと思っています。今回のミュージカルでは、ウォーレン自体がすごく元気でハツラツとした人間なので、あまりミュージカルらしい歌声というより普段の感じを混ぜながら・・すごく難しい塩梅なんですが、そこのせめぎ合いをずっとしてきました。今日皆さんにどう響いたか分かりませんが、あと4公演ありますので、その中でも試行錯誤しながらウォーレンをお届けできたら嬉しいなと思っています。

夢咲:私は宝塚歌劇団出身で、音楽学校に入った時に歌だけじゃなくダンスや演技、日舞といったものを習ってきましたが、全てにおいてその人自身が現れるというか・・同じ歌でも歌う人によって全然違いますし聴こえて届くものも違うと思うので、その人自身が深く現れるんじゃないかなと思います。なので、自分自身と対峙しながら戦ってじゃないですけど、自分自身も磨いていかないといけないといつも胸に思っております。

斎藤:私にとって歌とは、ないことを想像できないほど大切なものです。私も歌手を目指して夢を追っていたんですが、舞台というものに出会ってこんなにも歌って表現の幅があるんだとびっくりしました。まだまだ私の知らない未知の世界があると思うので、これからもたくさん出会っていけたらいいなと思っています。この作品に出会って思ったのは、デイブもウォーレンも夢追い人って思われるかもしれないし、自分でもそう思っているかもしれないけど、でも絶対に自分からは夢追い人って言わない。それくらい不安の中でもちゃんと自分のことを信じているというところが私はすごく影響を受けたので、それを自分自身も大切にして、一公演一公演大切に生きていけたらなと思います。

相葉:皆さんのコメントを聞いてほんとに素敵だなと思いました。皆さん歌が小さい頃から隣にあったり大切な存在だということを聞いて、「あぁ。僕は違うかも」って思って(笑)。僕にとって歌は、常に挑戦であって壁であって。大人になってこの仕事を始めてから舞台に出会ってミュージカルに出会ったので、知るのが遅かったというか。なので僕にとって毎回毎回挑戦で、その壁を超えることが必ずやらなきゃいけないことというか。常に僕の前に立ちはだかっているものが歌という感じです。

――初めて会った時の皆さんの第一印象はどのようなものでしたか?また稽古を通してその印象は変わりましたか?

相葉:うわっ。むずっ(笑)。そうだな・・第一印象はね・・デイブとウォーレンと同じシーンをやることがほぼなかったじゃないですか。だからようやくこうしてお話をする機会というか、マスクを取った姿を見るのも昨日くらい・・一昨日くらいか・・

斎藤:もっと前から(笑)。

相葉:もっと前か(苦笑)。だからまだ始まってそんなに経っていない感覚があって・・だから印象は変わってないといったらあれなんですけど・・(一同笑い)。でもまず素敵なお二人(斎藤・浜崎)がいらっしゃって。若さとパワーとエネルギッシュな感じで本当に歌が好きなんだなというのが一緒にやっていて感じています(笑)。

斎藤・浜崎:ありがとうございます(笑)

相葉:(小池・中本を見て)あなた方は、髪の毛が金髪だ!すごい金髪だ!っていう・・ね。(一同笑い)。竜ちゃんと大ちゃん・・大ちゃんって感じがしないんだけど、大賀ね。大ちゃんって今回の現場では呼ばれてるんですよ。でもなんだろう・・二人ともいい子で可愛らしい笑顔を持ちつつ、カッコイイところもある。あと背が高いでしょ。あと・・なんか可愛いじゃない?

小池:困りましたね?今(笑)。

相葉:いやいや(笑)。可愛いじゃない?可愛いところいっぱい見つけてるんで。じつは。(舞台に)出てる時。ね?(夢咲を見て)

夢咲:うん(笑)。

相葉:見つけたよね?可愛いなって思ったところ。

小池:恥ずかしいな(照)

相葉:だから可愛いふたりです。ねねさんは・・そうだな・・ねねさんは・・・

夢咲:言ってごらんよ(笑)。

相葉:すみせん!先輩!(一同笑い)。ねねさんはほんとにフランクで相手役として最高にありがたいなというか・・

夢咲:こちらこそです(笑)。

相葉:怖い先輩っていらっしゃるじゃない?(一同笑い)。いらっしゃるんですけど、ほんとにフレンドリーでいつもニコニコしてるし。すぐ機嫌が悪くなる人だったらどうしようと思ったんですけど(笑)、とてもチャーミングで素敵なねねさんです。

夢咲:ありがとうございます(笑)。

最後はそれぞれより開幕に向けて意気込みが語られた。

中本:僕は9日に初日を迎えるんですが、初のミュージカル出演ということでとても楽しみにしています。地元・大阪での公演にも出演をさせていただきますので、東京ももちろんなんですが、大阪の方にも来ていただけると嬉しいです。この作品を通して皆さんの何気ない日常に、少しでも彩りを与えられたらいいなと思っています。千穐楽までどうぞよろしくお願いいたします。

浜崎:私も9日が初日なんですが、プレビュー公演を少しだけ観させていただいて、ついに本番なんだなと実感が湧きました。最初は歌ばかりで不安もありましたが、今は思いきり楽しんでこの舞台をやっています。二度三度観ても楽しめる舞台になっていると思いますので、ぜひ、たくさん足を運んでいただけると嬉しいです。

小池:僕自身、ミュージカルに出るのは初めてで、舞台に出演すること自体初めての挑戦になります。普段はダンス&ボーカルグループで活動をさせていただいているんですが、今回のような機会をいただけて本当に嬉しく思います。この後、僕が出演するのは4公演となるんですが、キャストの皆さんと一つ一つ丁寧にこの作品を紡いでいけたらなと思っています。ぜひ、残りの公演も楽しんでください。

斎藤:たくさんの歌が出てきますので、その中でお気に入りを見つけてひとつでも覚えていただけたらなと思います。そして、自分の人生の主人公は自分なんだということを感じながら劇場をあとにしていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。

夢咲:このような状況下の中で、たくさんのお客様に観ていただけて本当に嬉しく思っています。舞台上では4人それぞれの人生が深く描かれているんですが、何気ない日常を描いているのに、音楽によって違う味になったり毎回生まれてくる感情と向き合ったりと、とても不思議な作品だと感じています。4人の役を通していろいろな人生を見られことがとても素敵だなと毎回思うので、何度でも観に来ていただいて毎日起こる化学反応を一緒に体感していただきたいです。そして、演出の(田中)麻衣子さんと稽古中に座談会をさせていただいて今日思ったのは、本当に(相葉さんの)まつ毛が長いんだっていうことです(笑)。俳優座劇場は(ステージから客席が)近いですから、お客様もこのまつ毛の長さをぜひ、見ていただけたらなと思います(笑)。

相葉:稽古が始まってから一ヶ月歌い続けてきた歌をようやく皆さまの前で披露することできました。“ソングスルーミュージカル”ってそもそも何だろうと思っていたんですが、「こんなに歌うんだ!」とびっくりしました(笑)。きっと皆さんも同じように感じたと思うんですが、僕たちも初めはそうでした。そこから苦労をしながら一ヶ月の稽古に臨んで、ようやく舞台に立つことができたことを本当に嬉しく思います。出来事としては何気ないシーンが多いんですが、何気ない日々こそ難しい。そして尊いということを今一度感じていただけるような作品になっているんじゃないかなと思います。東京は2月12日まで上演していますので、よろしかったらぜひ、遊びに来てください。

©オフ・ブロードウェイミュージカル『Ordinary Days』/曳野若菜

オフ・ブロードウェイ ミュージカル『Ordinary Days』は、20232月8(水~ 212(俳優座劇場にて、2023218() COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて上演。なお、キャスト全員によるアンコール歌唱など、各公演のイベントも盛りだくさん。詳しくは、公式HP(https://ordinarydays.jp/topics.html)をご参照ください。


公演概要
オフ・ブロードウェイミュージカル『Ordinary Days』
【出演】相葉裕樹/夢咲ねね/斎藤瑠希・浜崎香帆(Wキャスト)小池竜暉(GENIC)・中本大賀(円神)(Wキャスト)
【作詞・作曲】 Adam Gwon
【演出】田中麻衣子
【訳詞】藤倉 梓
【音楽監督・ピアノ演奏】落合崇史
【日程・会場】
<東京公演>2023年2月8日(水)~2月12日(日)俳優座劇場
<大阪公演>2023年2月18日(土)COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
【チケット料金】全席指定 11,000円(税込)※プレビュー公演は500円引
【チケット一般発売】2022年12月25日(日)10:00
【お問合せ】公演事務局:https://supportform.jp/event(平日10:00~17:00)
※お問い合わせは24時間承っておりますがご対応は営業時間内とさせていただきます。
なお、内容によってはご回答までに少々お時間をいただく場合もございますので予めご了承いただけますようお願い申し上げます。
【公式HP】ordinarydays_jp
【公式Twitter】@ordinarydays_jp