柚希礼音・ソニンのタッグ再び!ミュージカル『FACTORY GIRLS』開幕コメント&舞台写真到着
6月5日(月)東京国際フォーラム ホール C にて、ミュージカル『FACTORY GIRLS~私が描く物語~』が開幕。初日に向けて開幕コメントが到着。
2019年に初演され、読売演劇大賞優秀作品賞を受賞した作品の再演版となる本作は、“自由”と“平等”を求めて戦った女性たちを描き、話題となった日米クリエイター共作オリジナルミュージカル。
19世紀半ば、アメリカ北部で女性の権利を求めて労働運動を率いた実在の女性サラ・バグリーと、ハリエット・ファーリー。全米ベストセラーとなった作家ルーシー・ラーコムの回想記「A New England Girlhood(ニューイングランドでの少女時代)」を原作に、劣悪な工場の環境の中で働かされていた女性達が自身の尊厳と労働環境の向上を求め、世の中を動かしていく姿を描くヒューマン・ストーリー。
主人公、文章の力によって世界に女性の知性と力強さを発信しようと奮闘するサラ・バグリーに、柚希礼音。文芸誌『The Lowell Offering』の編集者で、サラと対立しながらも深い友情を結ぶ我慢強く聡明な女性ハリエット・ファーリーを、ソニン。サラとハリエットとともに工場で働く、心優しいアビゲイルに実咲凜音、ラーコム夫人の娘ルーシーに清水くるみ。さらに、華やかな生き方で人生を謳歌するマーシャに平野綾、政治家を目指して修行中のベンジャミン・カーティスに水田航生、労働争議の支援者になる青年シェイマスに寺西拓人、保守的な寮の管理人ラーコム夫人に春風ひとみらと、再演にあたり新たなキャストも迎え、時代に合わせてブラッシュアップした作品を届ける。
開幕前コメント
板垣恭一(脚本/歌詞/演出)
他のどこでも上演されていないオリジナルミュージカルであるということをまず見所として伝えたいです。作曲家コンビ、クレイトン&ショーンの楽曲があり、脚本は私がオリジナルで書き下ろしました。女性達の物語ですが、労働、差別、貧富など様々な問題を取り上げる人間ドラマとして描きました。
オリジナルだからこそ制約がなく好き勝手にブラッシュアップができます。
また、3年半を経て、キャストも人としての重みが増したことで、作品の深みも増していると感じています。
お客様には、挫折した気持ちのある方や、ハッピーな方までいらっしゃると思いますが、この作品を通して、ほんのちょっとでも背中を押すことができればと思います。
柚希礼音
まずは、初演から3年半を経て、再演できることを心から嬉しく思います。初演メンバーそれぞれの3年半と、再演から参加するキャストのそれぞれが詰まったより深い作品になっています。
19世紀の物語ですが、現代の皆様にも色々刺さるところがある作品だと思います。私自身も稽古をしながら色んな感情になって毎日過ごしておりますし、この作品からパワーをもらってきました。そのパワーはお客様にも伝わると思いますし、また明日から頑張ろうと思える作品ですので、ぜひ多くの方に観ていただきたいと思っています。早くお客様に会いたいです。
ソニン
柚希さんのコメントを聞いて、涙が出て来ました。3年半を経て、再演を迎えることを感慨深く思います。とにかく切磋琢磨して、再演バージョンを作り上げましたので、パワーアップしたものを届けられると確信しています。紡績工場の物語で、皆の太い糸が重なり合って、お客様も交えて、布になっていくんだろうなと思うと、今日を迎えられるのを本当に嬉しく思います。個人的に伝えたいことは、今朝タクシーを呼んだ時に、とても大切な方からいただいたキーホルダーが壊れて部品が散らばってしまったのですが、運転手さんの助けを借りて、なんとかその部品を見つけることができました。いただいたものを大切にすることはもちろんのこと、そんな奇跡が起きた日なので、これからまた良いことが起きる気がしています。
実咲凜音
稽古開始から今日まであっという間で、柚希さんが誰よりも早く稽古場に入って稽古をしていて、ソニンさんが誰よりも役のことを考えている稽古場でした。個人的に伝えたいことは、柚希さんがどこにいても、舞台の奥の台に立っていても、存在感が光っているということです。私が演じるアビゲイルには、私自身も共感できるところがあって、観てくださる皆さんにも何か共感できるところがあったら良いなと思います。
清水くるみ
私にとって、再演を経験することは初めてで、『FACTORY GIRLS』にはとても思い入れがありますし、お客様の反応も楽しみです。個人的には、初演の時は、深く人柄を探れていなかったのですが、再演を経て、より共演者の方と仲を深めることが出来ました。
平野綾
開幕する前から、本番が終わっても本当に解散したくないと思う、家族みたいなカンパニーです。とにかく皆でよく喋りますし、楽しくやっていることが伝われば良いなと思います。公演期間も短いので、観るか悩んでいる方は、早く足を運んでいただきたいと思います。
水田航生
まさに必死に生き抜くファクトリーガールズが見所だと思います。ですが、女性陣に圧倒されて蚊帳の外から見ているわけではなく、ボーイズガールズ分け隔てなく、ひとつのカンパニーとして頑張っています。いつも役の髪型(宝塚の男役風の髪型)をセットした時は、柚希さんにチェックしていただいているので、今日の出来栄えがどうかを見ていただきたいです(笑)。
[あらすじ]
19 世紀半ばのアメリカ・ローウェル。そこは多くの人々の夢と野望が渦巻く街だった。
産業革命により大規模な紡績工場が誕生し、ローウェルには多くの先進的な女性達が集まり、ファクトリー・ガールズとして働いていた。ガールズたちの寄稿集「ローウェル・オファリング」は自由を夢見る女性たちにとって憧れであった。
サラ・バグリー(柚希礼音)もそんな一人。彼女は貧しい家族を助ける為、そして自らの自由を得る為に故郷を旅立ってローウェルにやってくる。
しかし、ローウェルの工場で彼女が目にしたものは、轟音をあげる織機、理不尽な抑圧、そして機械のように働くガールズ。衝撃を受けるサラだったが、ラーコム夫人(春風ひとみ)の管理する寮で、心優しいアビゲイル(実咲凜音)やラーコム夫人の娘ルーシー(清水くるみ)を始めとする仲
間たちに出会い、人生を謳歌するマーシャ(平野 綾)の華やかな生き方などにも刺激を受ける。
そして中でも「ローウェル・オファリング」編集者として女工たちの憧れの存在であったハリエット・ファーリー(ソニン)との出会いによって、彼女は文章を書くことに新たな自分を発見し、ハリエットもまたサラの文才を認め、二人はいつしか深い友情で結ばれていく。
しかし、工場のオーナーであるアボット(原田優一)は、競合の出現によって業績の落ちてきた自分の工場を立て直すべく、労働時間の延長を図
る。それは、ガールズたちにとっては生命に関わる労働環境の悪化を意味するものだった。
ファクトリー・ガールズ達が動揺に包まれるなか、新しい労働新聞「ボイス・オブ・インダストリー」のライターのシェイマス(寺西拓人)との出会いによって、自分の文章を武器に労働争議へと身を投じる事を決意するサラ。
一方で、「ローウェル・オファリング」の発行人であるマサチューセッツ州議会議員のスクーラー(戸井勝海)と甥のベンジャミン(水田航生)は、ハリエットを編集長に抜擢し、ローウェルの工場の投資家集めのためのシンボルにする。幼い時に両親を亡くしてからの居場所である工場と仲間を彼女のやり方で守ろうと奔走するハリエット。
いつしか2人の生き方はすれ違い、ローウェルをゆるがす事態に発展する中で、悲劇が起こる。
様々な思惑が渦巻く中、自分の信念に生きようとするサラとハリエット、そしてファクトリー・ガールズ達が闘いの末に辿り着く未来とは…
公演概要
ミュージカル『FACTORY GIRLS〜私が描く物語〜』
【作詞/作曲】 クレイトン・アイロンズ&ショーン・マホニー
【脚本/歌詞/演出】 板垣恭一
【出演】
柚希礼音 ソニン / 実咲凜音 清水くるみ ・ 平野 綾 / 水田航生 寺西拓人
松原凜子 谷口ゆうな 能條愛未 / 原田優一 ・ 戸井勝海 / 春風ひとみ 他
【日程・会場】
<東京公演>2023年6月5日(月)~6月13日(火)東京国際フォーラム ホール C
【チケット一般発売日】2023年4月29日(土)AM10:00~
【チケット料金 】S 席\13,000、A 席\9,500、B 席\6,000 (全席指定・税込) ※未就学児入場不可
【お問合せ】 イープラス 050-3146-4793(全日 10:00~18:00)
<福岡公演>2023 年 6 月 24 日(土)・6 月 25 日(日)キャナルシティ劇場
【チケット発売日】 2023年4月29日(土・祝)AM10:00~
【チケット料金】 S 席\13,000、A 席\9,500、B 席\6,000 (全席指定・税込) ※未就学児入場不可
【お問合せ】 サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日 12:00~18:00)※現在平日 12:00~15:00 に短縮
<大阪公演>2023年6月29日(木)~7月2日(日)COOL JAPAN PARK OSAKA WW ホール
【チケット発売日】 2023年4月29日(土・祝)AM10:00~
【チケット料金】 指定席\13,000 (全席指定・税込) ※未就学児入場不可
【お問合せ】 キョードーインフォメーション 0570-200-888(11:00~18:00 日祝休)
【オフィシャル HP】 http://musical-fg.com/
【オフィシャル Twitter】 @factorygirlsjp
【企画・製作】アミューズ