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元木 湧さん&豊田陸人さん インタビュー公開!ミュージカル・ショー『SEVENー西遊記7つの戦いー』

歌やダンスを多彩に織り込んだミュージカル・ショー『SEVENー西遊記7つの戦いー』が、11月4日(土)~11月19日(日)東京・品川プリンスホテル クラブeX、11月25日(土)、26日(日)大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。
日本でも古くから親しまれている「西遊記」を、三蔵法師のお供である“孫悟空”に焦点をあて、宝塚歌劇団の名演出家の三木章雄が、歌やダンスを多彩に織り込みミュージカル・ショーとして描く本作。
今回plus aでは、ミュージカル単独初主演で主人公の孫悟空役を演じる元木 湧さんと、三蔵法師(玄奘)役を演じる豊田陸人さんにインタビューを決行。

――出演が決まった時のお気持ちはいかがでしたか?

元木 僕は一度だけミュージカルに出させていただいたことがあって、そこでいろんなことを経験させていただきました。今回はずっとやりたかった主演をさせていただけるということで、最初は驚きと嬉しさがあったんですが、こうやって月日が経って公演まで一ヶ月ほどとなると、プレッシャーというか不安が押し寄せてきました。これから稽古も始まりますので、皆さんと一緒に作り上げていけたらいいなと思います。

豊田 僕は舞台が好きでずっと舞台がやりたいと言っていたので、決まった時はすごく嬉しかったです。しかもミュージカルということで、前回出させていただいた朗読劇とはまた違った形の舞台に出演することができて本当に嬉しいです。ただ、ミュージカルってなると一人で歌うシーンもあると思うので、そこだけですね(笑)。緊張というか。セリフ覚えは普段から本を読んでいるので大丈夫なんですけど、歌を本番に向けて頑張るところかなと思っています。

――孫悟空と三蔵法師は師弟関係ですが、普段のお二人の関係は?

元木 師弟というか、友達なので(笑)。

田 そこに上下関係はないよね(笑)。

元木 豊田くんはグループの中でキャラ的に“お父さん“と言われる部分があるんです。すごく落ち着いていて周りをよく見ているので。それでいうと、俺は年上だけど子供にあたるなって(笑)。そういう部分ではちょっと役の関係と似たところはあるのかなって思います。僕がグループでずっとふざけたりしているのを見守ってくれてるので(笑)。

豊田 見てて面白いです。暴れてるなあって(笑)。

元木 一人でふざけてたりするのを温かい目で見てくれてます(笑)。

――改めて感じる舞台の魅力は?

元木 舞台って観た人によって物語の正解を好きに導き出せるのかなと思っていて。観終わったあとに感想を言い合ったり、「あれってどういうことだったんろう?」って思ったことを納得するまで考えるのは、僕は楽しいと思うんです。そういうところが舞台の魅力なんじゃないかなと思います。

豊田 豊田陸人を出せる唯一の場所だと思っています。僕はプライベートでもあんまり積極的な方ではなくて。だけど、役として自分を作り上げると自分を出すことができるという謎の体質を持っているんです(笑)。自分を解放するみたいな。そういう自分を理解しているので、豊田陸人を見るなら舞台を観た方がいいと思わせるくらいの人になりたいと思っています。

――今回のような新しい環境に身をおくことは得意ですか?

元木 嫌いじゃない(笑)。むしろありがたいです。こういう場をいただけるのは。それぞれの環境によってやり方というか教えがあると思うので三木先生をはじめ、元宝塚歌劇団の方々の極意というか、そういう片鱗でも吸収できたら最強なんじゃないかって思います。そういった意味でも、自分にとってより意味のある舞台になると思います。

豊田 そう、それの連続だなと思うんです。、人生って。なので楽しみの方が強いです。その方が人生バラ色になるというか楽しい人生を送れるなと思っているので、挑戦ができることは恵まれていることだなと思っています。自分を磨ける環境をいただけてありがたいです。

――ミュージカル・ショーということで、歌とダンスも見どころだと思います。少年忍者でダンスをするとき、見せ方として意識されることはありますか

元木 最近は自分たちで振り付けをすることが多くなっているんですが、その曲のテーマによって違います。僕たちは21人いるんですけど、個人で見せることも大事ですし、グループとして人数を生かした振付や構成だったら個性を出さずみんなで揃えることも大事になってきます。キラキラな曲だったら、みんなと同じだけど同じじゃない自分なりのキラキラを出すとかは意識しています。

――ちなみに元木さんのキラキラはどんな感じですか?

元木 えーー(笑)。ちょっとした角度の違いですかね。顔の角度だったり手の角度だったり、指の開き方だったり。少し変えるだけで変わってくるので。

――そういった自分なりの魅力を見つける作業はどのようにされているんでしょうか?

元木 最初は鏡を見て、かっこいい角度や楽しそうだなと思う角度を探します。そこから全体の振り付けの映像を撮って何回も見直してますね。僕は。カッコ悪いなとか、ここダサいなって思ったら変えていきたいので。やっぱり一分一秒でもカッコ良く見られたいから(笑)。

元木 カッコよくなるためにはそういった努力は惜しみません(笑)。

――稽古場で突然振付をお願いされるかもしれませんね。

豊田 やばいなあ。俺はあんまりしないですけど、わっくんは振付をやったりしてるもんね。

元木 そうですね。

豊田 俺が作ったらたぶん可愛くなっちゃう。

元木 あははは。それは(役の)キャラが変わっちゃうかもしれない(笑)

――今回は円形のステージなのでどこから見てもカッコよく見せないとですね。

元木 それがちょっとね・・やったことがないので。後ろにもお客様がいるというのは。

豊田 ずっと気が抜けないもんね。抜かないけどね(笑)。

元木 手を後ろに回す振りとかあったら手先まで意識しないといけないし。

豊田 俺、よく手先が曲がってるって怒られるから気を付けないと。

――360度、お二人の魅力を体感してもらえるステージになりますね。

元木 そう思ってもらえるステージになるように頑張ります。

――Story Rocking『ピーチ』(10/20開幕)に出演の安嶋秀生さん、小田将聖さん、MUSICAL SHOW『日劇前で逢いましょう』(10/27開幕)に出演の北川拓実さん、鈴木悠仁にも共通質問で伺っています。少年忍者のすごいなと思うところは?

元木 負けず嫌いなところでしょうか。表に出さなくてもみんなどこかしら持っていると思います。僕はめちゃくちゃ表に出しますけど(笑)。誰かがかましてたら「うわっ!かまされた!」と思ってめっちゃ悔しいんです。だから言うんですよ。「次は俺がかますわ」って(笑)。みんなそういうのがあるんです。ステージで視界に入ってくるみんなの顔が勝負の顔になっていて、いい意味で「俺がかましてやるからついてこい!」みたいな。そういう気迫が21人あるというのは、圧倒的な数の力だったり迫力の差が違うと思うので、そういうところが熱いなと思います。

豊田 サマステに出て思ったことは、バックアップ力がすごいなと。体調不良とかで公演に出られない子がいたんですけど、それを知るのって本番直前なんです。その本番までの30分、40分で、織山(尚大)くんが指揮をしてくれてみんながすぐに覚えて本番を迎えるという対応力の高さは少年忍者じゃないとできないだろうなと思いました。

――今回初めましての方もいらっしゃいます。「私の取扱説明書」重要事項はなんでしょう。

元木 いじってくれて大丈夫です。むしろいじってください!

――「かましてきたな」ってならないですか(笑)。

元木 かまされたらかまします(笑)。かまし返しますけど、なにをされても大丈夫です(笑)。

豊田 もう忍者で慣れちゃってるもんね(笑)。いつもいじられてるもんね。

元木 そうなんです。いじられていじってっていう感じなので。あとは、ダメなところはダメって言ってください。言ってくれた方が僕は成長できると思うので。でも褒めてもほしいんですけど(笑)。思ったことは全部言ってください。

――言葉にしてもらった方がいいんですね。

元木 察せられないので言ってください(笑)。

豊田 俺はどちらかというと褒められて伸びるタイプです。褒められ慣れてないので(笑)。私生活で「お前よくやったな!」みたいなことってあんまりなくて。

豊田 俺が妹とかを褒めることはあるんですけど。だから褒められたら嬉しくなってやる気があがると思います。今回のメンバーだと一番歳下になるので、長男じゃなくなるからこういう時に褒めてもらえたら嬉しいなって。甘えられるいい機会なのかなって(笑)。

元木 だめだ。甘えんな(笑)。

豊田 だめか~(笑)。

元木 甘えてる時間はない!(笑)。

――今日一日を頑張れるプラスアルファの言葉はなんですか?

元木 これは僕だけじゃないんですけど、僕たち(少年忍者)が大事にしている「絶対勝つぞ!」っていう言葉。内村颯太が何かあるたびに口にしていたのをみんながそれいいねってなって、本番前に円形を組むときに言ってるんです。いろんなものに負けない。勝つ。それしかないっていう自分たちの意気込みを周りにも聞かせてやろうって。いったら「かますぞ!」みたいな。結局かますんですけど(笑)。僕はかますのをけっこう大事にしてるので(笑)。でもやっぱり「絶対勝つぞ!」という言葉はすごく大切だなと思います。

――言霊って大事ですよね。

元木 言葉にするってほんとに大事だなって思います。そうすればやるしかない!って思うので。僕はほんとに口に出してますね。それで自分を追い込んでます。やるしかない!やるしかない!って。

――元木さんのお人柄伝わります。豊田さんはいかがでしょう?

豊田 僕は言葉じゃないんですけど、一日の活力は最近産まれた妹のほっぺたを吸う(笑)。まだ産まれて一ヶ月なのでほんとに可愛くて。最近笑うようになってきてその笑顔を見るともう活力でしかない。

元木 お父さんじゃん(笑)。

豊田 (笑)。毎朝、吸いにいってます。最近3歳の弟も懐いてくるので、こっちも可愛い~。みんな可愛い~って(笑)。懐いてる今のうちにいっぱい可愛がっとこうって。反抗期とかきちゃうから。

元木 お父さんじゃん!(笑)。

――楽しみにしているお客さまへメッセージをお願いします。

元木 真剣な孫悟空もちょっと砕けた孫悟空も楽しんでいただけたらなと思います。クスっと笑えるところもあってみんなで楽しめるミュージカルになると思うので、面白かったら笑ってください!面白くなくても笑ってください!(笑)。いっぱい笑って楽しんで一緒に盛り上がってくれると嬉しいです!

豊田 三蔵法師としてキリッとしていることが多いんですけど、たまに悟空からバカにされるというか(笑)。そういう意味でも僕の演じる三蔵法師のギャップを楽しんでもらえたらいいなと思います。ぜひ、楽しみにしていてください!

――元木さん、豊田さん、ありがとうございました!


公演概要
ミュージカル・ショー『SEVENー西遊記7つの戦いー』
【作・演出】三木章雄(宝塚歌劇団)
【音楽】栗山梢
【振付】AYAKO 青木美保
【配役/出演】
孫悟空:元木 湧
三蔵法師(玄奘):豊田陸人
玉龍 : 伶美うらら
羅刹女ほか:留依まきせ
金角ほか:舞城のどか
銀角ほか: 村上すず子
釈迦如来/観音菩薩:髙汐 巴
【日程・会場】
<東京公演>2023年11月4日(土)~11月19日(日)品川プリンスホテル クラブeX
【お問い合わせ】公演事務局:https://supportform.jp/event(平日10:00~17:00)
※お問い合わせは24時間承っておりますがご対応は営業時間内とさせていただきます。
なお、内容によってはご回答までに少々お時間をいただく場合もございますので予めご了承いただけますようお願い申し上げます。
<大阪公演>2023年11月25日(土)〜11月26日(日)森ノ宮ピロティホール
【お問い合わせ】キョードーインフォメーション:0570-200-888(平日・土曜11:00-18:00 ※日祝休み)
【チケット料金】¥9,500(全席指定・税込み)*大阪公演・東京公演 共通
※ご購入後の返金・クレーム及びお席の振替は一切お受けできません。予めご了承ください。
【チケット一般発売開始】10月15日(日)午前10時より
【公式サイト】https://seven.saiyuki-musical.jp/
【公式X(Twitter)】@saiyuki_jp