ふぉ~ゆ~ “劇団尺伸ばし”「高級B級グルメのような素晴らしい演劇体験をぜひ、劇場で」25日開幕!
ふぉ~ゆ~主演×小林顕作演出大好評シリーズ第6弾『隅田川ヤングロード物語2 ~嗚呼!青春はマサラの香り!~』が、25日よりサンシャイン劇場にて開幕する。初日を前に、公開ゲネプロと取材会が行われた。
2018年に人気小説を舞台化した『放課後の厨房男子』で出会い、アドリブが止まらず上演を重ねるごとに上演時間が延びていったことで「劇団尺伸ばし」の通称で愛されるふぉ~ゆ~、前野朋哉、野澤祐樹、田中穂先、楢木和也、三倉佳奈、そして小林顕作。2022年には、下町のさえない商店街を舞台にありふれた日常のなかで温かみのあるドタバタコメディを描いた、『隅田川ヤングロード物語 〜嗚呼!そりゃあいけねえぜ!〜』を上演。そして今回、約1年の時を経て、あの商店街と個性豊かな人々が帰ってくる。
演出を務めるのは、2018年の『放課後の厨房男子』から6年連続でふぉ~ゆ~とタッグを組むことになる小林顕作。
主演を務めるのは4人組グループふぉ~ゆ~。前作から続いて団子屋「丸福商店」を営む五郎は福田悠太、映画監督を目指す五郎の息子末吉は辰巳雄大、お隣の呉服屋店主で五郎の幼馴染はじめは越岡裕貴、団子屋「丸福商店」のしゃべる飼い犬ポチは松崎祐介が演じる。ほか出演に、野澤祐樹、楢木和也(梅棒)、三倉佳奈、さらに、ゴールデンボンバーのメンバーでパフォーマーの喜矢武豊(きゃん・ゆたか)がレギュラー客演として全公演にゲスト出演する。
公開ゲネプロ後に行われた取材会には、ふぉ~ゆ~の越岡裕貴、福田悠太、辰巳雄大、松崎祐介、三倉佳奈、喜矢武 豊(ゴールデンボンバー)、そして演出の小林顕作が登場した。
――今回の出来栄えはどんな感じでしたか?
福田 最高傑作です!
辰巳 「劇団尺伸ばし」が結成して6年目になるんですが、『隅田川ヤングロード物語1』を超える最高傑作がまた生まれましたね。
福田 軽く超えてしまいました!イェス!
越岡 何も考えずに笑ってもらって尺が伸びるんじゃないかと、それで皆さまの寿命が伸びるんじゃないかと、と思っております。
松崎 ワン!ワワワワワンっ!
辰巳 早くみんなにみてもらいたいっ!ということですね?(松崎に向かって)
松崎 ワン!
辰巳 今日もラクしようとしてない?そのままいこうとしてる?
松崎 ワワワン!
辰巳 違いますと言ってます。
(一同笑い)
――演出の小林さんは、ふぉ〜ゆ〜と6回目なりますが、今回はいかがでしょう?
小林 あっという間の歳月でした。出会った時からこんな感じだったので、また来年ねっていうのが6回続いたという感じです。マナカナちゃんに関しても、あれはカナちゃんだったっけ?マナちゃんだったっけ?カナちゃんだった!なんて感じでずっと仲良くさせてもらっていて。今回、喜矢武(きゃん)さんは馴染んじゃって来年も喜矢武さんが来たら、昨年だっけ?みたいな感じで続いていくのかなというくらいあっという間でした。積み重ねてきたというよりも気付いたらやってるという感じだよね?(ふぉ~ゆ~を見て)ずっと楽しく関わらせてもらっています。
――喜矢武さんは、今回初参加なんですよね?
喜矢武 そうなんですよ。たぶん。
(一同笑い)
辰巳 なんか(ずっと)一緒にいる感じですよね。
喜矢武 そうなんですよ。こんなにも長い歴史のある奴らのやつを・・
全員 奴らのやつ!?
喜矢武 やらせていただいて光栄ですが、喜矢武豊という人間が関わったことによって数倍もパワーアップしちゃったもので・・
福田 自分で言う(笑)!?
喜矢武 これから(僕を)観ないことが考えられなくなってしまったなとすごく申し訳ない気持ちになってしまいました。喜矢武豊の力でここまで来ました。
(一同笑い)
――これはもうレギュラーメンバーということですね。
喜矢武 そうですね。すごく貢献したので次にはギャラが跳ね上がっていると思います。
辰巳 ギャラの話!?もうお金はいらないでしょっ!
喜矢武 お金は・・・たしかに(笑)。
辰巳 ほらー!
福田 えっ!どれくらい?(喜矢武の方に詰め寄り)
辰巳 もういい!!(福田を止めながら)
――喜矢武さん、今回参加をしてみてカンパニーの雰囲気はいかがだったでしょうか。
福田 最高ですね。
辰巳 (喜矢武さんと)ちがうじゃん!
福田 ごめんなさい。
喜矢武 雰囲気はなんでしょうね・・何も考えてないんじゃないかなという人たちの集まりなんですけど・・(全員真剣に聞いている)
三倉 誰も否定しない(笑)。
(一同笑い)
――喜矢武さんとの共演はいかがでしょう。
福田 最高ですね。喜矢武さんに僕たちのこの空気がしっかり伝わっているようで嬉しいです!(一同笑い)
辰巳 喜矢武さんは稽古場から家まで車で送ってくれたり、稽古が終わった後にカレーを食べに行ってマサムの香りの研究をしに行ったりもしました。
福田 役者としてね。マサムの香りを。今回、喜矢武さんが出演してくださったことで、ふぉ~ゆ~とゴールデンボンバーさんとのコラボがいつかやりたいなと。「ゴールデンふぉ~ゆ~ボンバー」みたいな。
喜矢武 すみません。(僕は)ゴールデンボンバーの中では “じゃない方“で・・
辰巳 俺らも弊社の“じゃない方”なんで大丈夫です!
喜矢武 あ。じゃ仲間か(笑)。次はメインを連れてきます。
――佳奈さんは喜矢武さんと共演をしてみていかがでしょうか。
三倉 何年も前からこの座組にいるんじゃないかっていうくらい馴染み方が素晴らしくて、とても楽しく稽古をさせていただきました。私は女性一人なんですが、男性の方たちが小学生みたいな人しかいないので、子供が数十人増えたような気がして母親のような、保母さんのような気持ちで稽古をしておりました。
辰巳 お子さんは今、おいくつ?
三倉 小学3年生の女の子と小学1年生の男の子なんですけど、小3の娘の方がしっかりしてるくらい、ほんとにもう・・・
福田 僕らにとっては褒め言葉ですよ。
(一同笑い)
――前回からブラッシュアップしたところはどんなところでしょうか。
松崎 すべてです!
全員 おおー(松崎の方を見て)
福田 いきなり喋った!
辰巳 この作品って休み時間の廊下のようで。真面目に悩み相談をしている場所もあれば、なんかゲラゲラ笑っている場所もあるという作品なんです。この作品を通して、なんか楽しかったなという時間を過ごしてもらえると思います。なかでも今回はいい楽曲が多いので歌も一緒に楽しんでもらえたらいいなと思っています。
――楽曲と言えばパロディっぽいところもありましたが、どんな感じで選曲をしたんでしょうか。
福田 選曲と言いますか、全曲顕作さんのオリジナルという新曲ですよね?
小林 僕の体の中からできてたものです。(一同笑い)世の中に流れているものはだいたい何かのオマージュだと思うので、僕がその何かのオマージュに引っかかっているかなという状態です。ただ、喜矢武さんが歌った曲だけは喜矢武さんには「大丈夫ですか?」と聞きました。
(一同笑い)
――とても楽しい舞台ですが、稽古も楽しかったんじゃないでしょうか。
福田 とっても楽しかったです。ここにいる皆さんに参加してほしいくらい楽しい時間でした。顕作さんの稽古って稽古時間がとても短くてすごく集中してやるんです。みんなで集中力を限界まで使って短い時間で早く終われるので心にゆとりができました。
辰巳 稽古場では、新ニーサが始まったねって話をしましたね。
越岡 したっけ(笑)?
辰巳 ほんとに楽しい稽古場でした。
福田 一度来てみてください。(会場に呼びかける)
小林 来てみたらわかると思うんですけど、ほとんどこのメンバーいないんです。
三倉 今回わりといましたよ(笑)。
小林 そかそか(笑)。アンダー(代役)の子たちで下地を作ってメンバーが戻ってきたときに合わせてという形が多かったんですが、集まったらチームが固まったと言うか。それもそこまでやってくれた子たちのおかげもすごくあるなと、すごく感謝しています。
4人 ほんとにありがとございます。
小林 カンパニー自体はずっと和やかで楽しくて、変なストレスはなかったですね。
辰巳 ほんとに劇団みたいになってきましたよね。
小林 アンダーでずっと関わってくれた男の子が、場当たりが終わったあとに号泣するんですよ。そんなのあります!?ただリハーサルをやっていただけなのに、ここまで頑張ったというので泣いちゃって。すごく素敵な空間だなと思いました。
辰巳 22歳の俳優さんで僕たち「師匠」って呼んでます。全部の役ができるくらいセリフが入っているので。劇団員が増えてきたなっていう感じもしますね。そろそろ全国で新規劇団員のオーディションを・・
福田 いいですねー。偉そうに座りたいですね。
小林 でも、その子たちの方が面白くなってきたらどうする?
4人 いやいやいやいやー!
辰巳 稽古で大勢のシーンを顕作さんがみんなに演出をしているときに、「おもしろっ」「うらましい」と思うシーンがいっぱいあって、そういうところがたくさん詰まっている作品なので見どころしかないです。
福田 逆に面白かったシーンとかあります?(記者に向かって)
辰巳 キツっ!キツイわっ!
――寝不足だったんですが、寝る間もまったくなかったです。
全員 おおーー
松崎 今日はぐっすり眠れますね。
(一同笑い)
――松崎さん、(堂本)光一さんが出てこられたと思うんですが、ご本人にはご相談はされたんでしょうか。
松崎 それは僕、観てないのでなんとも・・
辰巳 なんか守ってる、設定を!
松崎 それは、あれですよ。伝えます。光一くんに。観に来いと。
辰巳 いやいやいや!観に来てくださいだろ!
松崎 観に来ていただいて、判断してもらいます。
辰巳 ええっ!事後報告!?
松崎 うん。
――今回やることは、光一さんは知らないと?
松崎 知らないですね。前回もチラッと出てきたらしいんですが、僕は観てないのでなんとも言えないんですが・・
辰巳 設定はいいよっ!
小林 ずっと出てきてますよ。
松崎 あ。昨年のマサラではね。
辰巳 違う違う。6年間ずっとよ。
松崎 6年間ね。
辰巳 うん。
松崎 ・・・
辰巳 (自分と松崎のあいだに)時差があるの!?
(一同笑い)
辰巳 でも、今回最後の最後まで全員気付かなかったんです。あれ?光一くん出てなくない?って。途中で顕作さんとみんなでどこで出てくるのかなっていう話をするくらい重要人物になっています。
福田 彼も一人の共演者です。
――(光一さんと)フィーチャリングということで?
辰巳 というかもう「堂本光一 尺伸ばし劇団員」です。
――「尺伸ばし」ということで、今回はどれくらい(尺が)伸びそうだなと?
福田 ごめんなさいっ。ちょっと勘違いをされているかもしれないので説明させていただくと、舞台の公演時間の「尺」ということでなく、お客様に観て笑っていただくことで健康になると。寿命が延びると。人生の「尺」が伸びるということで「尺伸ばし」と名乗らせていただいてます!(拍手)
辰巳 壺でも売るの?
福田 ありがとうございます!「劇団尺伸ばし」でございます!
松崎 よろしくお願いします!!
小林 それ温泉たまごの論理みたいでいいね。
辰巳 まあ、でも伸びるんじゃないんですかね。プンプンしてますね。みんなの雰囲気が。
福田 たしかにプンプンするね。硫黄のね。
辰巳 温泉たまごじゃないんだよっ。尺伸ばしのエースたちがいっぱいいるんですよ。ここにいないメンバーでも。今も肩をブンブン回してるので本番はどうなっちゃうのかわからないですね。
――最後にお客様へメッセージをお願いしたいんですが、福田さんのみでもいいですか?皆さまにお伺いした方がいいですか?
福田 同時にいきますか?
(一同笑い)
小林 ふくちゃんやって(笑)。
福田 わかりました(笑)。えー・・
――辰巳さんのカチンコでキュー出しをお願いしてもよろしいでしょうか。
一同 おおー!演出が入りましたね。
辰巳 (お願いをした記者に向かって)あとで振り込ませてくださいっ。ありがとうございます!
福田 お金のやり取りすなっ!
辰巳 顕作さんがこの作品は超高級B級グルメだと仰ってました。
福田 超高級B級グルメの・・OK!
辰巳 超高級B級グルメを入れ込んだナイスなコメントお願いします!
福田 オシッ!わかった!(福田、後ろを向いてスタンバイ)
辰巳 それじゃあ、父ちゃんのコメントまで、5秒前、4・・3・・2・・カチンッ!(カチンコを鳴らす)
福田(振り向きながら)『隅田川ヤングロード物語2』青春は嗚呼マサラ・・あ、逆・・・
全員 あああああー!
福田 すみません!ちょっとお時間ください!テイク2やります!
辰巳 これ、緊張するやろ?
福田 する・・もう一度だけいいですか。チャンスを・・もう一度だけ。
全員 いいですよ。
辰巳 テイク2。よーい、カチンっ!
福田 『隅田川ヤングロード物語2』―嗚呼!青春はマサラの香り!―。東京は池袋、そのあとに名古屋、広島、大阪でも公演やります!「劇団尺伸ばし」皆さまの人生の尺を一生懸命伸ばしていきたいと思います!高級B級グルメのような素晴らしい演劇体験をぜひ、劇場で「劇団尺伸ばし」大勢でお待ちしております!
全員 お待ちしておりまーす!
辰巳 あなたの「尺」をください!
――ありがとうございました!
公演概要
『隅田川ヤングロード物語2 ~嗚呼!青春はマサラの香り!~』
【原案・演出】小林顕作
【脚本】大池容子
【出演】ふぉ~ゆ~(福田悠太/辰巳雄大/越岡裕貴/松崎祐介)
前野朋哉 野澤祐樹 楢木和也(梅棒) 田中穂先(柿喰う客)
三倉佳奈 喜矢武豊(ゴールデンボンバー)
図師翔太郎 藤村聡 種子島祥太 愛太
※楢木和也の「楢」の字は旧字体が正式表記です。
【企画・製作】ニッポン放送
【公式サイト】https://event.1242.com/events/syr2/
【公式X(旧Twitter)】 @syr_2024
【チケット代金】10,500円(税込)※未就学児入場不可
【日程・会場】
<東京公演>2024年1月25日(木)~2月4日(日)サンシャイン劇場
<広島公演>2024年2月10日(土) アステールプラザ大ホール
<名古屋公演>2024年2月17日(土)名古屋市公会堂
<大阪公演>2024年2月24日(土)~25日(日)COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール