橋本祥平、中村浩大ら「これはいいぞ!」と誇れる作品に。舞台『野球』開幕!
「舞台『野球』飛行機雲のホームラン ~Homerun of Contrail」が、本日6月22日に東京・天王洲 銀河劇場で開幕。、初日を前日に控えた21日に取材会が行われたされた。
舞台「野球」は、2018年に西田大輔の作・演出、桑田真澄の野球監修で初演された作品。本作は第二次世界大戦中、”野球”に憧れを抱き、白球を追いかけた少年たちの物語。野球を行うことすら球児にとっては厳しい戦時下で、特攻隊として飛び立つ前に最後の願いとして行った野球試合を通じて、当時の少年たちと人々の熱き想いが舞台上で交錯し描かれる。
再演となる今回は、キャストを一新し、橋本祥平、中村浩大、財津優太郎、西銘駿、健人、大隅勇太、結城伽寿也、大崎捺希、大見拓土、相澤莉多、瀬戸啓太が集結し、さらに猪野広樹、傳谷英里香、村田洋二郎、そして川原和久が物語を熱く彩る。
開幕コメント
橋本祥平
まずは、無事に全員がこの場に立てていることを嬉しく思います。いい作品というのは、観に来てくださったお客様が決めることだと思うんですが・・めちゃくちゃいい作品ができました!本当に胸を張って「これはいいぞ!」と言える誇らしい作品となっております。約一ヶ月の稽古の中で、お芝居と桑田真澄さんのご指導のもと野球練習をしたり、本当に濃い一ヶ月を過ごすことができました。桑田さんに野球を教えてもらえるなんて人生の中で想像もしていなかったですが、こういう夢を叶えてくださったスタッフさんの本気度や作品にかける思い、そして愛がめちゃくちゃ溢れております。稽古中もたくさん悩みました。平和というものは本当に素晴らしいことなんだと思います。戦争を知らない僕たちはとにかくいっぱい調べて当時の方々に思いをはせることしかできませんでした。それでも考えて突き詰めて今、この場に立たせていただいております。感動する作品です。ただ、その感動をどう受け取るかは皆さん次第で、僕たちはただ一生懸命野球をやってるだけです。その一生懸命やってる姿を劇場で観ていただけたら嬉しいなと思います。
中村浩大
この舞台は、ものすごく熱量に溢れていて心が震える作品だと感じています。自分自身演じながらも、チームメイトや会沢商業のメンバーからすごくパワーをもらっています。劇場にお越しくださる皆さまにもそのパワーや熱量を存分に感じていただき、この空間で野球に浸っていただけたらいいなと思っております。全力で頑張りますので何卒宜しくお願い致します。
財津優太郎
みんなで作り上げてきた作品がようやく皆さんのもとに届けられ嬉しさと、ここから終わりに近づいてしまうさみしさが同時にあります。皆さんもおっしゃっていますが、本当にすごい作品になったと思うので、僕も一生懸命走って球を追いかけて僕たちの汗と熱を皆さんに届けられるように頑張ります。よろしくお願いします。
西銘駿
稽古中から本当に素晴らしい作品になってるなと感じまして、僕も殻を破らなきゃいけないと思って15年ぶりに坊主にしました!今回、西銘本気です!あ、全部本気なんですけど(笑)、特に本気です!いろんな人に届いてほしい作品です。楽しみにしていてください!
健人
僕は今まで野球経験がなく、今回の作品で初めて野球をやらせていただいたんですが、キャストの皆さん、桑田さん、西田さん、スタッフの皆さんに教えていただいて野球が大好きになりました。舞台上では皆を見守り、ときにはみんなを引っ張っていける岡先輩であるように頑張っていきたと思います。
大隅勇太
僕がお芝居の稽古をしている時に痛感したのが、一つだけの感情じゃないんだなと。人生最後の一日を過ごす僕たちの喜びや悲しみだけじゃなくて、西田さんが普段おっしゃっている、自分でもよくわからない感情みたいなものがきっとあるのかなと思いながら稽古をさせていただきました。そういうものを毎日探しながら新しい景色や感情をしっかりお客様にお届けできるように全力でやっていきます。
結城伽寿也
この作品が決まってから今日を迎えるの心待ちにしておりました。僕たちが今まで稽古でやってきたものは確かなものだと思うので、全員野球で地に足をつけて野球を楽しみたいなと思っております。よろしくお願いします。
大崎捺希
この舞台の板の上で、一瞬一瞬心を動かして熱い思いを来てくださる皆さんと共鳴できたらなと思います。一番暑い夏にしたいと思います。よろしくお願いします。
大見拓土
この作品のお話をいただいた時に、コロナウイルスで甲子園に行けなかった高校球児の皆さんのことを思い出しまして、おこがましいかもしれませんが、当時悲しい思いをした皆さんの心を少しでも救えるようにと思いました。そして、関係者の方がこの作品を見た時、大きな拍手をいただけるように全力で頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いします。
相澤莉多
今作は史実に基づいたお話なので、当時の彼らがもし観に来てくださった時に失望されないような作品を作るために、みんなで話し合ったり調べたり試行錯誤しながら作ってまいりました。恥じないような作品になっておりますので頑張りたいと思います。舞台が野球場になる瞬間があるんです。実際に席に座って分かるものがあると思いますので、ぜひ足をお運びくださったら嬉しいなと思います。よろしくお願いします。
瀬戸啓太
伏ケ丘のキャッチャーということで、チームの女房としてみんなを支えつつ、そしてカンパニーとして誰ひとりかけることなく千穐楽まで頑張っていきたいなと思っております。よろしくお願いします。
猪野広樹
本日関東は梅雨入りをしたんですが、舞台上で掻くみんなの汗や漂う空気感というのは本当に夏まっしぐらです。日々のみんなの運動量や熱量、そして想いが本当に熱くてめちゃくちゃすごい舞台ができたなと感じております。彼らの勢いに負けないように、そして先人の方に恥じないように最高の舞台をお届けできるように頑張っていきたいと思います。
傳谷英里香
注目ポイントとして、球児たち一人一人の個性やプレーを観ていただきたいなと思います。軍人や新聞記者の大人たちの覚悟をしっかりお伝えできるように頑張りたいと思います。来てくださる皆さまの記憶に残る夏になるようしっかり頑張りますので、よろしくお願い致します。
村田洋二郎
この作品を見ていて、明日自分の世界がなくなってしまうとしたらと考えた時、彼らが選んだのは野球でした。そして僕は、お芝居をやっていたいなと思いながらこの物語をずっと作ってきました。僕は野球をやる役ではないんですが、みんなを見守りながら一緒にこの作品を最後まで続けていきたいなと思っております。どうぞ、皆さまも見守っていただけたらと思います。
川原和久
私はここ12年間くらい4年に一度のペースで舞台に呼んでいただいて、自分にとってはここ最新の舞台になるんですが、とても素敵なキャスト、素敵なスタッフで、素敵なをグルーヴを感じられる作品になっていると思います。ぜひ、お客様方にも感じていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
舞台写真
撮影:岩田えり
届かなかった、あのマウンドにーー。少年たちの生きた夏
1944年、夏。グランドでは、野球の試合が繰り広げられていた。甲子園優勝候補と呼ばれた伏々丘商業学校と、実力未知数の有力校、会沢商業高校の試合である。会沢の投手・穂積が、捕手・島田の構えるミットを目掛けてボールを投げる。ど真ん中に入った球は力強く打ち抜かれた。
穂積と幼馴染の伏々丘四番打者で投手・唐澤も高い空を見上げた。それは紛れもなくホームランだったーー。
戦況が深刻化するなか、敵国の競技である野球は弾圧され、少年たちの希望であった甲子園は中止が宣告された。兵力は不足し、学生たちには召集令状が届く。甲子園への夢を捨てきれず予科練に入隊した少年たちは、”最後の一日”に出身校同士で紅白戦を行う。
「たとえあと一球でもいいから投げていたい。時間があるなら何度でも。」野球を心から楽しみ、仲間を思い、必死で白球を追う少年たち。それぞれの思いがグランドを駆け巡るなか、最後の試合が幕をあける届かなかった、あのマウンドにー 少年たちの生きた夏
公演概要
舞台「野球」飛行機雲のホームラン ~ Homerun of Contrail
【作・演出】西田大輔
【野球監修】桑田真澄
【音楽】笹川美和
【出演】橋本祥平 中村浩大 財津優太郎 西銘駿
健人 大隅勇太 結城伽寿也 大崎捺希 大見拓土 相澤莉多 瀬戸啓太
猪野広樹 傳谷英里香 村田洋二郎
川原和久
【チケット料金】全席指定 9,900円(税込)
【日程・会場】
<東京公演>2024年6月22日(土)~30日(日)天王洲 銀河劇場
<大阪公演>2024年7月6日(土)~7日(日) サンケイホールブリーゼ
【公式HP】www.homerun-contrail.com
【公式twitter】@Contrail_St