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鈴木保奈美コメディ初主演に「見るのとやるのとでは大違い」舞台『逃奔政走』本日開幕

鈴木保奈美のコメディ初主演作の舞台「逃奔政走-嘘つきは政治家のはじまり?-」のプレスコール及び初日前会見が、7月4日に行われた。

本作は冨坂友が脚本・演出を務めるポリティカルコメディ。劇中では、人気女性県知事がスキャンダルの火消しに奔走する様子が描かれる。
主人公・小川すみれ役を務めるのは、鈴木保奈美。そのほかの出演者に寺西拓人、中田顕史郎、相島一之、佐藤B作らが名を連ねた。

初日前会見には、本作に出演する鈴木、寺西、相島、佐藤、そして脚本・演出の冨坂友が登壇。

 

――初日に向けてのお気持ちをお願いします。

鈴木 全然明日が初日という感じがしていません(笑)。今この時間も裏に帰って練習したいです。(一同笑い)。頑張ります。

寺西 まさにおっしゃる通りで、とにかく緊張感のある初日を迎えるんじゃないかなという印象でございます。頑張ります。

相島 ドキドキしてますねえ。大変ですねえ。頑張ります。

佐藤 新作なのでお客さんが入ってどういう反応があるのか、そして幕が降りた時に劇場がどんな感じになっているのかがすごく楽しみです。僕はセリフを間違えないようにしないといかんなと思っております(笑)。頑張ります!

冨坂 劇場に入ったらあとは皆さんが頑張ってくれると信じているので、僕はあんまり心配はせず楽しみにしているという感じです。

――冨坂さん、この作品は知事が題材ですが、近日にも都知事選があります。脚本を書くにあたって意識したことなどありますか?

冨坂 このタイミングになったのは偶然で狙ったわけではないんですが、このタイミングだから何かを言うのやめようとか何か言おうというわけではなく、どんな時代も不正はダメなことなので、そこは言うべきことは言いつつ、あとはいかにコメディとして不正をやってしまった小川知事を困らせるかということを追求して作ってきたという感じです。

――保奈美さん、今回、念願かなっての冨坂さんの脚本・演出の舞台作品のご出演となりますが、今どのようなお気持ちでしょうか。

鈴木 見るのとやるのとでは大違いですね(一同笑い)。後悔にならないように全力でやります(笑)。皆さん活発に意見を出し合ってとてもアクティブなお稽古場で、いい意味でリラックスしてみんなで汗をかいてきたので、とてもいい経験ができました。

――寺西さん、議員役を演じられるにあたって役作りはどのようにされたのでしょうか。

寺西 議員さんにもいろんな方がいらっしゃると思うので、演出の冨坂さんにモデルになる方を教えていただき、その方を徹底的に研究しました。

――相島さんからみた冨坂さんはどんな演技人でしょうか?

相島 冨坂さんは、三谷幸喜、そして僕たちがやっていた東京サンシャインボーイズをすごくリスペクトしてくださっていることを感じてとても嬉しいです。コメディはとても難しくて大変なんですが、それを果敢に挑戦されて今回のお芝居もコメディの技術がいっぱい詰まっています。それを僕たちが上手にお客様に届けることがリスペクをしてもらっている側の課題でもあるので頑張ろうと思っています。どんどん先にいってください。

――B作さん、初めて冨坂さんとご一緒されますが、脚本はいかがだったでしょうか?

佐藤 もう素晴らしいです。喜劇の脚本を作ることが一番大変なことで、むしろ良くできたら役者は楽なんですが(笑)、おもしろいものをそのままおもしろく伝えるというのもまた大変なんですね。なかなかおもしろい本はできないんですけど、今回はかなりおもしろくできてるなと思います。でもね・・おもしろいものを作る方はね・・脚本が遅いんだ・・!(一同笑い)三谷くんも遅かったしね・・まあ、冨坂くんも・・何も言いませんけど・・みんな大変でした(笑)。

――冨坂さん、喜劇の先輩方からの言葉を受けていかがでしょう?

冨坂 まずは台本の件は本当に遅くなって申し訳ありませんでした!(一同笑い)これまで自分と近い年代の劇団メンバーとコメディーを作ってきた経験が長かったので、今回大先輩と一緒にやらせていただいてすごく勉強になりました。相島さんからは、ひたすら人物を真面目に演じるということの大事さを改めて教えてもらったなと思います。B作さんは、もう台本とかじゃなくておもしろい人のおもしろい姿があればもう良いんじゃないかっていうことを教えてもらってる日々です。さらにそんなお二人と僕が作った台本でいい芝居になって皆さんに喜んでいただけたらいいなと思っています。

――先ほど台本が遅かったというお話がありましたが、どのくらい遅かったのでしょうか?

鈴木 覚えても覚えてもまた新しい台本が追加されるという・・

冨坂 そして長くてちょっと切る・・またちょっと戻る・・みたいな。

相島 もう保奈美さんがすごいんですよ。膨大なセリフの量でね。だって政治家なんていったら喋る役でしょ?だから頭から終わりまで喋りっぱなしなんですよ。でも、その大事なシーンが「今日はまだできません」「今日もまだできません」みたいな。これ、いつできるんだろう!?って。ようやくできてね。

――ようやくできたのがいつなんですか?

相島 いつなんだろう?

B作 2~3日前?

冨坂 いやいや!もうちょっと前です(汗)最初と最後に保奈美さんの大事な演説シーンがあるんですが、それが最後になってしまったのが申し訳ないなっていう・・

鈴木 最後の3ページが来た時には、ちょっと心が折れそうになりました(笑)。

冨坂 すみません(汗)

(一同笑い)

――鈴木さん、今冨坂さんに何かおっしゃりたいことはありますか?

鈴木 嫌がらせか、ものすごく期待されてるかのどっちかだなと思いました(笑)

冨坂 期待と信頼の結果の甘えでございます。すみません(頭を下げる)

(一同笑い)

――本作は2時間15分の休憩なしですが、体力的や疲労度は大丈夫でしょうか?

寺西 2時間15分のうち2時間くらい保奈美さんは喋っているので、とにかく保奈美さんの疲労はすごいんだろうなっていう印象です。

鈴木 相島さんも同じくらい喋ってますよね。

相島 僕らはこんなもんですよね?先輩(B作を見て)

B作 そうだね。

(一同笑い)

――今回、知事役ということで役作りはどのようにされたのでしょうか。

鈴木 モデルは特にいなくて。いろいろ政治的なことも考えたんですが、結局周りにものすごい魑魅魍魎がウヨウヨしているので(笑)、わりと一番普通の人だなと思いましてあまり特徴的な役作りということは考えていません。

――寺西さんは今回、保奈美さんに質問攻めをする役という感じがしますが。

寺西 贅沢ですよね。役じゃないと鈴木保奈美さんにつっこめないので親も喜ぶと思います。(一同笑い)いつも出演が決まると連絡をするんですが、今回の驚き方は一番でしたね。「え!?鈴木保奈美さん!?」ってなってました。なのでありがとうございます(笑)。

――稽古場ではどんな雰囲気だったんでしょうか?

寺西 本当にみんなで作っていくという感覚がすごくあって刺激的な毎日でした。

鈴木 「今日はまだやるところの台本がなくて作家がお家で書いてるので来ません」って言われて、私たちは自主練で千本ノックをしました(笑)。

冨坂 ひたすらセリフを入れていただくということがございました・・。

――保奈美さんからみた共演者の皆さんの印象は?

鈴木 皆さん本当に優しくて、寺西さんも細かいところにも気を遣ってくださって、私がやりにくそうとか、忘れてることとかをフォローしてくださってます。相島さんとB作さんはもうレジェンドなので、一挙手一投足が学びだと思って毎日ジロジロ見ています(笑)。

――保奈美さんは舞台でのコメディ初挑戦ということですが、コメディのセンスというのはいかがでしょうか。

相島 抜群だと思います。鈴木保奈美さんは私が芸能界に入った時のトップランナーで、やっぱりそういう人というのは体力、根性、知力。全て持ってるんだと思います。その方が今ここで僕らとコメディを作ってるという。ただそれだけだと思います。本当に尊敬してます。

B作 こんなにお美しい方がお笑いの技術を身につけられちゃ困っちゃうんだけどね。(一同笑い)。鬼に金棒だと思います。お美しいしセンスはいいし、セリフを入れるのは早いですし。びっくり!脳が2つ3つあるんじゃないかっていうくらい。今回が良い出会いになって喜劇の方に来てくれると嬉しいです。

――保奈美さん、最後にお客さまへのメッセージをお願いします。

鈴木 こんなに重厚な素敵な劇場で、いい大人たちがくだらない屁理屈を言いまくっておりますので、リラックスして楽しみにして来ていただけたらと思います。

舞台写真

撮影:阿部章仁
[あらすじ]
クリーンなイメージと圧倒的な女性人気で当選した小川すみれ県知事(鈴木保奈美)は、大ピンチをむかえていた。
知事室の中に豪華なシャワールームを作ったことが議会やメディアで追及され、「贅沢趣味だ」「税金の無駄遣い」と批判され始めたのだ。
無茶な答弁としょうもない屁理屈を駆使しつつ、あの手この手で追求を逃れようとする小川陣営。
この一見しょうもないスキャンダルに見える事件の裏には、より大きな政治とカネの火種が隠されていたのだった。
自分の理念と政治生命のため、なりふり構わず奔走する小川知事は、追及から、しがらみから、逃げ切ることができるのか?
そして小川知事の下した決断は…?

公演は、7月5日から16日まで東京・三越劇場、20・21日に京都・京都劇場で上演される。なお完売公演続出につき、FODにて独占ライブ配信が決定。対象公演は7月12日(金)18:00公演回で、公演終了後にはアフタートークイベントを実施。出演者から鈴木保奈美、寺西拓人、中田顕史郎の3名、脚本・演出の冨坂友が登壇する。詳しくは公式HPを参照(https://www.touhonseisou.jp/


公演概要
舞台『逃奔政走-嘘つきは政治家のはじまり?-』
【脚本・演出】 冨坂友
【出演】 鈴木保奈美 寺西拓人 相島一之 佐藤B作 ほか
【日程・会場】
<東京公演>2024年7月5日(金)~16日(火)三越劇場
【チケット料金】10,000円 ※未就学児入場不可
主催 フジテレビジョン
お問合せ サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00~15:00)
<京都公演>2024年7月20(土)・ 21日(日)京都劇場
【チケット料金】S席10,000円 A席 8,000円 ※未就学児入場不可
主催 フジテレビジョン 関西テレビ放送 サンライズプロモーション大阪
お問合せ キョードーインフォメーション 0570-200-888(11:00~18:00 日・祝休業)
【公式サイト】https://www.touhonseisou.jp/
【公式X】https://twitter.com/touhonseisou8