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主演&訳詞 ソニンが務める日本初演ミュージカル『ラフヘスト』7月28日まで上演!

ソニンが主演を務める「belle waves #1 ミュージカル『ラフヘスト~残されたもの』」が、7月28日まで東京・東京芸術劇場 シアターイーストにて上演。

今年1月に開催された第8回韓国ミュージカルアワードで作品賞、脚本賞、音楽賞に輝いたミュージカル『ラフヘスト~残されたもの』。本作は、韓国の詩人イ・サンと、韓国抽象美術の先駆者キム・ファンギを夫に持った、エッセイスト、評論家、西洋画家のキム・ヒャンアンの人生を、史実に基づいて描き出す。

日本初演となる今回、上演台本をオノマリコ、訳詞をオノマとソニン、演出を稲葉賀恵が担当。また音楽監督を落合崇史が務める。
出演にはキム・ヒャンアン役のソニン、キム・ファンギ役の古屋敬多(Lead)、イ・サン役の相葉裕樹、イ・サンと恋に落ちる若き日のヒャンアンであるピョン・トンリム役を、山口乃々華が演じる。

初日を前に行われた初日前取材会に、ソニン、古屋、相葉、山口、そして演出の稲葉賀恵が登壇した。

ーー初日に向けての意気込みをそれぞれよりお願いします。

ソニン ゲネプロが初めての舞台通しだったのでいろいろありましたが、ゲネプロをやって良かったなと思ったのは、私が舞台から落ちたことです(笑)。これでもう全て厄を落としました。稲葉さんを始め、スタッフの皆さんと協力し合ってチーム一体となってこの作品を作っているんだなということを、今日改めて感じました。公演数が少ない上演作品なので、 ぜひ見逃さないようにしていただきたいなと強く思います。新しい作品に仕上がったんじゃないかなと自信を持っております。稲葉さんや共演者の方々からも刺激をいただいて毎日が楽しいです。28日まで頑張っていきたいと思います。

古屋 とうとう来たなという感じです。一ヶ月毎日みんなで頑張ってきました。 僕がちょっとポンコツなところがあるのですごく支えられてですね。結構迷惑をかけたんですけど、みんなが本当に優しく・・あ。遅刻とかはしてないんですけど(笑)。今も裏で、「さあ、出よう」と思ったら、ズボンに水をこぼしてしまい急いで乾かしてもらってやっと出てるような感じで・・もう、すいません!(一同笑い)心を込めて演じたいと思います。

相葉 日々構築しながら演じることができて、毎回新鮮に臨むことができているなと思います。稲葉さんには毎日ディスカッションをしていただいて、毎日イ・サンのこと考えながらの今日のゲネプロだったので、初日が明けてからもまだまだ変化していくだろうなと感じています。スタッフの皆さんにもすごく支えていただいて、これからもうひと山越えていけたらなと思っておりますので、さらにいい舞台がお届けできるように精進したいと思います。

山口 心強い先輩方と一緒に舞台に立てるのはとても嬉しく感じています。1曲目からソニンさん演じるヒャンアンのあの瞬間からの始まりが、包まれていくような温かさを感じ、お客様との距離がない作品になっているんだろうなと思います。稲葉さんはゴールを作らないというか、もっともっとこうしてみようというように演出をされるので、千穐楽までどんどん変わっていくんだろうなって思っています。集中して楽しみながら頑張りたいと思います。

稲葉 この作品を最初に読んだ時に、誰しもが持っている人生の中で起きた感情をすごく丁寧に描いていていると感じました。それを体現する俳優たちが、新しいことにチャレンジして、お互いが内に入らずに関わっていけるメンバーじゃないと作れないなと思っていたので、この4人が舞台上で格闘しながらも新しいことにポジティブにチャレンジしてくれている姿を見て、どこか遠い物語ではなくて観た全ての人に経験がある作品になっていると思います。それはみんながこの1ヶ月で信頼関係を築いて、ストーリーを伝えることに真摯に向き合ってくれているからだと思っています。私は、千穐楽までしつこいくらい粘り強く作品を構築していくタイプの人間なので、 俳優とスタッフと、またここからステップアップしながらお客さんに見せることができたらなと思っていますので、どうぞご来場いただけたら嬉しいです。

――今回、訳詞に挑戦されたソニンさんですが、いかがでしたか?

ソニン 楽しくて仕方がなかったです。稽古に入る前から稲葉さんとお話をして、稲葉さんが演出される『ラフヘスト』は、どんな風に日本のお客様に伝えたいか、どんなメッセージを切り取って共感してもらいたいかといったテーマを最初にシェアしていただきました。そこから、イ・サンやファンギやトンリムがこんな言葉を喋ってくれたらどうなるんだろうってワクワクしながら訳詞をしたので、稽古場に来ると「私が訳詞したやつ歌ってる」ってなんか嬉しくなるんですよね(笑)。また、ちょっと歌いづらそうだから変えてみた方がいいんじゃないかと提案もできたので、すごく贅沢な時間でした。そして、この作品のテーマである執筆するということにもリンクしているので、訳詞を始めた時から役作りは始まっていたというか。そんな感じはします。

ーー今回4人だけの舞台となりますが、それぞれの印象はいかがでしょう?

古屋 ほんとにソニンさんには頭が上がらなくてですね。本当におんぶに抱っこみたいな・・舞台では大先輩なのでいろんなアドバイスをいただいて・・

――具体的には?

古屋 具体的に・・
ソニン なに話す?
古屋 訳詞もやられていたので、自分が歌っていて「こう変えてもいい?」みたいなことってあるんですよね。それをソニンさんに歌うわけなんで間違えたりすると、「チッ」みたいな(笑)

(一同笑い)

ソニン それはアドバイスっていうか、私のダメだし!?キツイってことじゃんっ(笑)

古屋 作詞家さんと歌ってるのかなって(笑)

ソニン その瞬間だけ俳優じゃなくて(笑)

――ソニンさんは古屋さんについていかがでしょう?

ソニン さっきコメントしてたように、すごく優しくてほんわかしててっていう状態にカンパニー全体がとても助けられていました。いろいろ間違えたりすることもありましたけど(笑)、ファンギとヒャンアンの関係性にすごく似ていて。ヒャンアンが引っ張っていく関係性だったので、役の関係を生きてるような感覚で私も遠慮なく言わせていただきました。あんまり遠慮しちゃうと関係性が成り立たないなと思ったので。大丈夫?大丈夫よね?

古屋 ・・大丈夫です。

(一同笑い)

古屋 常に心配されていたんですけど。「私強すぎない?」みたいな。

ソニン でも、関係性が一ヶ月にしては結構できてるというか。トンリムとイ・サンの関係性も見ていて「いいな。若いカップル」っていうくらい本当に信頼し合っているというか。そして4人で集まると合う合わないを飛び越えて、戦友なのかなんなのか。どんな感じですか?(相葉を見て)

――相葉さんと山口さんのお互いの印象は?

相葉 ののちゃんの持っているパワーというのが、トンリムと結構リンクしているなと感じていて。4人だからというのもあるんですけど、時間があるとセリフ合わせをしたり考察したり、そういう時間が結構取れた感じだよね?だから、実際にアクティングする時だけじゃない瞬間もコミュニケーションはみんなで取れて、チームワークが一ヶ月とは思えない感じで作れたかなとは感じてます。

山口 イ・サンとのシーンがほぼなんですけど、舞台上で目を見た時に情報が溢れてくるってすごいなって思ってて。一緒にやってたはずなのに急に舞台上で他人みたいになっちゃってどうしようって焦っちゃう瞬間がたまにあるんですけど、今回はそういうことが一切なくて。セリフの間も稲葉さんとみんなと作り上げてきたので、目を見てたら大丈夫。みたいな。そのくらいの信頼が築けていてありがたいし、よかったってすごく思います。

――ソニンさんの若い頃を演じるということで意識をしたことはあります。

山口 ソニンさんのちょっとした仕草を意識しました。ソニンさんのある歩き方とか喜怒哀楽の表現の仕方とかは、ちょっとパクッてます(笑)。

ソニン ええーこれから意識ちゃう(笑)

(一同笑い)

――そろそろお時間ということで・・

古屋 すみません・・もうちょっとだけ・・

――そうですよね(笑)。囲みのダメだしがあったような気がするんですが・・

古屋 はい。隣でずっと・・

ソニン 初めてのように言って。

https://www.plusa-theater.com/wp-content/uploads/2020/08/TALK_ROOM_TAB.png

突然だけど、ここから一連の様子を動画で見せちゃうぷら。ほんわかな雰囲気が伝わるといいな。ちなみ最初にソニンちゃんと敬多くんが手を振ってる先はぼくぷらっ🐾🌟

――最後にお客さまへメッセージをお願いします。

ソニン この物語は皆さんの物語になると思います。日々、生きていたらいろんなことがあると思います。そのなかで、劇場に来て過去の自分に会いに来てください。タイムマシーンに乗って自分の人生を見つめ直す。そんなきっかけになったらいいなと思います。私たちこのカンパニーで、お客様を温かく迎えたいと思います。28日までぜひ皆さん足を運びください。

©ミュージカル「ラフヘスト」製作委員会/オノデラカズオ

公演は7月28日まで東京芸術劇場シアターイーストにて上演。なおアーカイブ配信がZ-aNにて7月28日15:00から8月4日22:00まで行われるほか、11月下旬には本作のDVDが発売される。詳しくは公式HPを参照(https://bellewaves.jp/lart-reste


公演概要
belle waves #1 ミュージカル 『ラフヘスト〜残されたもの』
【出演】 ソニン 古屋敬多 (Lead) 相葉裕樹 山口乃々華
【演出】 稲葉賀恵
【上演台本】オノマリコ
【訳詞オノマリコ、ソニン
【音楽監督】落合崇史
Scripts and lyrics by Hansol Kim
Composed by Hyeseong Moon, Hyeji Chung
Original Korean Production: HONG company Inc. / Producer: Seunghee Hong
Supported by Whanki Foundation-Whanki Museum / Development Support: CJ Cultural Foundation
【日程・会場】 2024年7月18日(木)~7月28日(日) 東京芸術劇場 シアターイースト
【チケット料金】 Rシート(グッズ付き):11,800円(税込)/ 一般席:9,800円(税込)
※Rシート(グッズ付き)は、客席前方席&非売品オリジナルグッズ(キャストビジュアルクリアカード&オリジナルクリアマルチケース)付きとなります。
グッズは公演当日、会場にてお引換え下さい。公演期間以外のお引渡しはできませんのでご了承ください。
※ご購入後の返金・クレーム及びお席の振替は一切お受けできません。予めご了承ください。
※本公演のチケットは「チケット不正転売禁止法」の対象となる「特定興行入場券」として販売いたします。
主催者の同意のない有償譲渡は禁止されています。
【一般発売日】2024年5月19日(日)10:00~
【お問い合わせ】 公演事務局 https://supportform.jp/event(平日10:00~17:00)
※お問い合わせは24時間承っておりますがご対応は営業時間内とさせていただきます。
なお、内容によってはご回答までに少々お時間をいただく場合もございます。予めご了承いただけますようお願い申し上げます。
【オフィシャルHP】https://bellewaves.jp/lart-reste
【オフィシャルX(旧Twitter)】 @bellewaves_st