アドリブ連発!?「お客さまとの空気のやり取りを楽しめたら」バンロバ開幕!
8月2日(金)新国立劇場にて、『THE BANK ROBBERY!〜ダイヤモンド強奪大作戦〜』が開幕!
開演前の公開ゲネプロ後に行われた囲み取材に、plus aが潜入しましたのでその模様をお届けします!
囲みに参加したのは、原 嘉孝(宇宙Six/ジャニーズJr.)さん、桜井玲香(乃木坂46)さん、元木聖也さん、田中要次さん、そして、演出を務める小林顕作さん。
まずはそれぞれの役どころから。
原「僕が演じるのはサムという役で、ミネアポリスに住むスリの名人でして、他の登場人物に比べて意外と普通の男の子。ついつい癖で財布とかを盗んじゃうくらいの感覚で演じているんですけども、普通に恋もしますし、お母さんも大好きだし。他の方と違う面を演じられたらなと思っています。」
桜井「カプリスという結婚詐欺師で可愛らしい部分もありつつ、詐欺師らしい素が出る瞬間があったりっていうのをうまく強弱を付けて表現できたらいいなと思っています。(サムとは)恋に落ちる相手役なんですけども・・・」と、原さんの方を見て、「最初は僕が一目ぼれをしちゃって。近寄ってデートとかしてくれるんですけど、彼女は僕のことを騙そうとしていて。でも、物語が進むにつれて本当の恋に変わっていくという感じです。」と、すかさず原さんからフォローが。
続いて、田中要次さん。
田中「私は、(衣裳を指して)このみてくれからして分かると思うんですが、FBI捜査官のシュックという役です。たぶん、ルパン三世の銭形警部にたぶん憧れている人なんじゃないかと思ってるんです(笑)。そして、夏なのにカプリスは半そでで夏らしいのになぜコートを着ているのかって。謎ですね(笑)」
元木「僕はミッチという役で、この作品の中でも一番悪い役だと思います。簡単に人を殺しちゃうし。今回ダイヤモンドを盗むということにあたって、ダイヤモンドを盗むためだったら人を殺すこともいとわないという極悪人ですね」
今回、初単独主演という原さんですが、プレッシャーはあったのでしょうか。
原「もちろんお話をいただいた時はプレッシャーを感じてたんですけども、稽古をするにつれて、雰囲気がすごく良くて笑いが絶えない稽古場で、(小林さんの方をチラッと見て)顕作さんもこんな感じなんで・・・」
小林「どういう感じだよ笑!」(一同笑い)
原「緊張がほぐれるというか、それはみんな言ってたよね」と、同意を得るように桜井さんの方を見て、桜井さんもうんうんと頷き、
小林「緊張がほぐれるのはいいんですけど、だんだん保育園みたいな感じになってきて、いうこと聞かなくなってくるんです。こっちから呼ばないと集まらないっていう状況にはなってた。やるよー!って言わないと」
元木「それ、謙作さんもでしょ(笑)」
小林「いや、俺もなんだけど・・」(一同笑い)
小林「でも、この現場だと一番遅いのは要次さんです」
原・元木「あ、それ間違いないですね(笑)」
桜井さんの結婚詐欺師ぶりに、コメディセンスが花開いたという感じがしましたが・・・
桜井「いやいや。私ちょっとゲラなのですぐ笑っちゃうところがあって、それが今回みなさんに・・」と、申し訳なさそうに周りを見る。
小林「そうですね。こんなにゲラな人だと思わないくらい。やっぱりコメディなので面白いことやりたいじゃないですか。でもすぐ笑っちゃうんですよ(笑)」
原「シリアスなシーンなのに僕の顔見ると笑っちゃうんですよ。それくらいゲラ。」
小林「でも、なんで?って聞くと、顔見ると笑っちゃうっていうので、(原の)顔をマジマジ見たら、ちょっと笑っちゃった(笑)」
原「いや、おかしい!ジャニーズ!」
元木「あれ、ジャニーズ??」
原「この現場の人たち僕がジャニーズだっていうこと忘れがちなんですけど!」
そんな原さんに、芸が身についてきてますが・・と。
原「(笑)顕作さんがこういう感じでやってと手本を見せくれるので、それがすごい助かってますね。それを真似してだんだんと自分に落とし込んでいくっていう。たぶんカプリスも一緒だと思いますけど、もっとなんか可愛い感じで役を作ってきたんですよ。でも顕作さんにことごとく壊されて・・」
桜井「全然違うキャラになりました(笑)」
先月の卒業発表で乃木坂46として最後の舞台となる桜井さん。その意気込みについて。
桜井「私のファンの方も、それ以外の作品を観に来たっていう方も、この人アイドルなんだなって認識をされながら見られると思うので、
そこに負けないようにそんなこと忘れられるくらい、いい演技をして頑張りたいなと思います」
この先のきっかけになる舞台になるのでは?
桜井「そうですね。周りの方からもこれがたぶん勝負になるから!みたいな感じに言われて・・(謙作:そうなの!?大変だね!)(一同笑い)それくらいの気持ちでやんなきゃなって。」
小林「僕はかなりいけると思うよ。だって、こんな可愛らしい人でこんなに面白い人って僕あんまり出会わないですよ。やっぱりその線の人が面白いのはわかるんですけど、僕会った時こんなになると思わなかったですもん。こんな変身しちゃうとは思わなかったから。すげえなって。いや、いい意味で言ってるんだよ!後で説教されそうだから(笑)ほんとにいい意味で言ってるんだよ!」と、桜井さんの今後の活躍に背中を押す小林さん。
桜井「いやいや。ありがとうございます。舞台が大好きなので次に繋がるように頑張りたいと思います!」
そして、原さんと元木さんの見せ場合戦について話がおよび・・・
原「あの・・僕、もともと台本もらって、ほんとに歌のシーンがなかったんですよ・・」
小林「そしたら、(原が)僕だけ歌のシーンないんですけど・・!って言ったんで、ちょっと面白いなって思って、その日夜帰って次の日の朝作って、こんなのどう?って。だからあれ、ロンドンにないんですよ。勝手に作っちゃった(笑)」
原「一日で作ってきました。題名は『俺に歌がなかった』。そのまんま(笑)」
小林「歌詞も“俺に歌う場面がなかった”」
原「“ここで見せなきゃ、先輩たちに怒られる“”誰だよ!“っていう(笑)。たぶんあれ『原』の歌なんですよ(笑)。完ペキに。でも、まあコメディだからね(笑)」
そんな裏話を聞くと何度も見たくなりますね。どんなシーンになっているかは観た人だけのお楽しみ♪
最後に、座長である原さんより見どころが伝えれました!
原「ついに今日から初日を迎えるわけですけども、この作品はコメディということで老若男女、誰でも楽しめるような作品になっていると思います。その場のお客さまとの空気のやり取りを僕たちも楽しみつつ演じられたらなと思ってます。是非、たくさんの方に足を運んでいただけたら幸いです。お願いします!」
『THE BANK ROBBERY!〜ダイヤモンド強奪大作戦〜』は、東京公演は、2019年8月2日(金)~12日(月・祝)新国立劇場 中劇場にて、大阪公演は、8月16日(金)・17日(土)森ノ宮ピロティホールで上演!