「”B&ZAI”の本髙克樹として第一歩となるような作品に」舞台『シークレットライフ』開幕!
本髙克樹 主演、イギリス発 最注目劇作家デイビッド・バイン氏が放つ歴史ミステリー舞台『シークレットライフ – Secret Life of Humans』が、3月28日にシアタートラムにて開幕した。
本作は、ジェイコブ・ブロノフスキー著「人間の進歩」と、2014年発刊以来爆発的なムーブメントとなったユヴァル・ノア・ハラリ著「サピエンス全史」からインスピレーションを受け、世界最注目の現代英国劇作家デイビッド・バイン氏によって作り上げられた舞台作品だ。2017年「エディンバラ演劇祭」にて上演されて以来、大きな話題となり、ロンドン公演、オフブロードウェイ、ドイツでも上演され、人類の歴史と倫理に対する問いかけを提起した。
取材会には、本髙克樹、山谷花純、須賀貴匡、実咲凜音、髙橋洋が登壇。それぞれより初日に向けての意気込みが語られた。
本髙 ジェイミーという役は、祖父ブルーノの秘密を知って今後どう生きていくかといった役どころになります。僕自身もこの話をいただいた時は、”7 MEN侍”というグループだったんですが、稽古が始まる前日に”B&ZAI”というグループの発表がありました。”B&ZAI”の本髙克樹として第一歩となるような、今後どう生きていくかといった、これからのきっかけになっているのかなと思いながら舞台に立たせていただいております。これもまた運命なんですけど、実在したジェイコブ・ブロノフスキーからできたこのオペレーションズリサーチという分野を実は僕も研究者としてやっていて、今回は演者としてだけではなく、オペレーションリサーチの監修といったかたちでも関わらせていただきました。将来的には自分で舞台を作りたいという目標をずっと掲げていたので、そこに向けた1歩でもなるのかなと期待を込めております。そして、これは完全に私事なんですけれども、稽古が始まるくらいのタイミングでオペレーションリサーチの英語論文を完成させまして、ちょうど昨日、国際ジャーナルに採択されまして・・
一同 おおー!!(一同拍手)
本髙 論文を掲載されるということは僕も昨日知ったんですけど、研究者としてもまた1歩進めたのかなって。たまたまなんですけど、本当にいろんな運命が重なり合って今この場にいるなと実感しております。ちなみにまだマネージャーさんにも言ってないので(笑)。でも論文に載るということは光栄なことですし、すごく難しいハードルを頑張ってやったものなので、是非記事にしてください!おねがいします!
(一同拍手)
山谷 次、すごい喋りにくいです(笑)。
(一同笑い)
山谷 ほんの1ヶ月前までは、まさか舞台のお仕事をするなんて思ってもいませんでした。この作品の話をいただいてからは、本当に目まぐるしく駆け足で今日まで走ってきました。ぶっちゃけて言うとギリギリのギリです(笑)。ほぼアウトみたいな状態かもしれません(笑)。でもお芝居って正解がないし、この作品自体、答えを出すことの意味は必要ないと思っています。なので、最後の最後までエイヴァと一緒にこの作品に対して追求して一緒に戦っていけたらなと思っています。ありがとうございました。
須賀 一見、この作品ってすごく難しい感じがすると思うんです。難しい用語がたくさん出てくるんですが、ざっくり言えば普遍的な人類愛のお話なのではないのかなと僕は思っています。ほんとに優秀な・・ほんとに優秀なんですよ。座長が。
本髙 いやいやいや(照)
須賀 論文?論文を提出したの?
本髙 (照れながら)はい。
須賀 僕には考えられないんですけども(笑)。本当に優秀な俳優さんたちに日々刺激されながらここまで作ってきたつもりなので、最後しっかりと皆さんにお届けできるように、これからも成長できるようにやっていきたいと思います。
実咲 私はこのようなストレートプレーが初めてでして。稽古が始まった当初、何も音がない中で喋ると不安になっちゃって(笑)。いつもミュージカルをさせていただいているので音楽がある中やっていることが多いので、「誰か踊って!誰か曲を流して!」と思うくらい、不安になる気持ちがありました。でも、今回の作品を通して言葉を届ける大切さというか、言葉の強さというものを改めて学ばせていただいてるなという風に実感しております。今回のキャストの皆さんも本当に平和で穏やかでございまして、物語的には本当に難しい部分があったり、疑問点もたくさんあったんですけれども、稽古をする中で演出の大河内直子を中心にみんなで解消しながら一緒に作ってきたという感覚がとても強いです。今日、論文を書いたというかっちゃん(本髙)は、楽屋に大きな大きな椅子を持ってきました。楽屋に椅子を持ってきた俳優さん、わたし初めて見ました(笑)。
本髙 楽屋で寝るためのリラックスチェアです(焦)
(一同笑い)
実咲 そういうような人ですけど(一同笑い)、仲良く皆さんと作り上げて、千穐楽まで日々成長できたらいいなと思いますのでよろしくお願いいたします。
髙橋 ゲネプロでお客さんに入ってもらって、いつもと同じ感覚でリラックスしていたつもりだったんですけどワイングラスを”カンカン”とした時、割れてしまって・・意外と力が入っていたんだなと反省しました(笑)。僕はブルーノという役でけっこう難しいことを喋っているんですが、かっちゃん(本髙)なんかは理系で理解しているみたいなんですけど、僕は喋っててもあんまり意味が分からなくて・・
本髙 そんなこと言わない方がいいですよ(笑)
(一同笑い)
実咲 でもそんな風に見えない。
本髙 たしかに見えない。
髙橋 観てる人も途中で「なんだろう?これ」って思っても、「ゴクン」と飲み込んで前へ前へと進んで見ていただければいいなと思います。よく分からないなというところでストップしないで、分からないけどすっ飛ばして物語と一緒に前に進んで見ていただけたらと思います。自分も演じながらそう思っています。
ーー最後に、本髙さんよりお客さまへ向けてメッセージをお願いします。
本髙 この舞台はすごく壮大でありながらもちょっと繊細なテーマを扱っているので少しでも皆さんに理解していただけるよう、スタッフさんと協力してこの作品を作りました。「人間の進歩」という、僕たちが前進しているいうところを皆さんに観て感じていただけたらなと思っています。僕たちカンパニーも、誰一人最後まで欠けることなく健康に気を付けて頑張っていきたいと思いますので、何卒よろしくお願いします。そして、この舞台のことを記者の皆さんに紙面いっぱいに広げていただいて、大阪まで走り抜けられたらなと思います。よろしくお願いいたします!
舞台写真
©ALC/シークレットライフ2025 撮影:岩田えり
公演概要
舞台『シークレットライフ – Secret Life of Humans』
【作】デイビッド・バイン
【翻訳】小田島創志
【演出】大河内直子
【出演】本髙克樹 山谷花純 須賀貴匡 ・ 実咲凜音 髙橋洋 ほか
【日程・会場】
<東京公演>2025年3月28日(金)~4月13日(日)シアタートラム
【チケット料金】全席指定 10,500円(税込) トラムシート 9,500円(税込)
※トラムシートは座席ではなく、客席最後部の壁に備え付のバー形状の腰かけ(半お立見) です。
通常のお座席とは形状が異なります。
※ご購入後の返金・クレーム及びお席の振替は一切お受けできません。予めご了承ください。
【チケット一般発売】2025年1月26日(日)
【お問い合わせ】
公演事務局:https://supportform.jp/event(平日10:00~17:00)
※お問い合わせは24時間承っておりますがご対応は営業時間内とさせていただきます。
なお、内容によってはご回答までに少々お時間をいただく場合もございますので
予めご了承いただけますようお願い申し上げます。
<大阪公演>2025年4月18日(金)~4月20日(日)梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
【チケット料金】全席指定 10,500円(税込)
※ご購入後の返金・クレーム及びお席の振替は一切お受けできません。予めご了承ください。
【チケット一般発売】2025年1月26日(日)
【お問い合わせ】キョードーインフォメーション 0570-200-888 (平日・土曜11:00~18:00 日祝休)
【公式サイト】https://secret-life.jp
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