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長澤まさみ&森山未來 W主演『おどる夫婦』いよいよ開幕!初日コメント到着

長澤まさみ、森山未來がW主演を務める舞台「Bunkamura Production 2025『おどる夫婦』」が本日10日、HEATER MILANO-Zaにて開幕する。初日を前日に控えた9日に公開ゲネプロが行われ、初日を控えるキャストたちのコメントが到着。

1999年の劇団モダンスイマーズの旗揚げ以来、全作品の作・演出を務めてきた蓬莱竜太の最新作となる本作は、とある夫婦の約 10 年間の軌跡を描く。夫婦でもがく様、世間に翻弄される様、互いに主導権を握り、踊り・踊らされている様、あるいは、足並みをそろえて進もうとする様が投影される。

主演を務めるのは、映画『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年)や映画『モテキ』(2011年)以来、14年振りに共演を果たす長澤まさみ、森山未來。舞台では初共演となる今作で、長澤は自分の感情を上手く表現することができない舞台衣裳デザイナーの妻・キヌを、森山は人生の意味を哲学しながら不器用に生きる夫・ヒロヒコを演じる。


そして、普段は屈託のない青年で時折情緒が乱れるキヌの弟・光也にtimelesz のメンバー松島聡、ヒロヒコに文章を書くバイトを斡旋している編集者・薮原に、
皆川猿時、才能に溢れ自由奔放なキヌのアシスタント・りくに、小野花梨、キヌの母親・朋恵に、伊藤蘭。そして、内田慈、岩瀬亮、内田紳一郎ら実力派俳優陣が名を連ねる。

初日前コメント

長澤まさみ/キヌ 役

共演の森山さんは相変わらず、頼りになる優しい方で、森山さんがいなかったらこの作品に立ち向かうことはできなかったと思います。その時の、心を大切に、夫婦の在り方を毎日作っていけたらいいなと思います。
この物語の唸りがどんなものになるのか、私にも全くわかりません!!しかし、きっと、お客様には伝わるはず!!と思って、今はただ最後の稽古に励んでいます。
楽しみにしているお客様に喜んでもらえるように出来ることをひとつずつ、積み重ねていこうと思います。

森山未來/ヒロヒコ 役

もしみなさんが、あなたにとっての世界を描くとしたら、何が起点になりますか。地球、環境、経済、宗教、国家、政治、会社、家族、隣にいる人。全てが絡み合ってこその世界ですから、どれかだけ、というわけにはいかないと思いますし、どれかだけで描写されるべきでもないでしょう。
『おどる夫婦』はそのどれもが絡み合う世界で、踊らされる人々の話です。それは蓬莱さんによって構成された振付作品であり、そこに関わることになった全ての人たちが保有する個人的な物語が混ざり合うドキュメンタリー作品であり、つまり、演出された舞台の上に広がる世界の断片です。カーテンコールをお楽しみに。

松島聡/光也 役

この物語は、正直言語化するのが難しく、捉え方次第では全員が良い人にも見えるし、悪い人にも見えるという、すごく複雑な内容です。演じている側も胸が苦しくなるような瞬間も多いですが、それが日常に起こるリアルなのだと現実を知るのは大切なことだと思います。自分の思う光也としての表現のアプローチがたくさん生まれてきているので、早くご覧いただきたいです。
伝えること、特に愛とは何か、人とは何か、その難しいテーマに答えるべく、作・演出の蓬莱さんをはじめ、長澤さんや森山さん、錚々たる共演者の皆さまと、演劇を通して発信していけることがすごく楽しみで、光栄に思います。

皆川猿時/薮原 役

こないだ、衣装付き通し稽古のあと蓬莱さんが「いい感じです。ここからまた新たな感情に出会えると思うし、もっと自由になれるはずです」みたいなことを言ってました。私、皆川猿時、54 歳、現在 106 キロ、それ聞いてうっとりしちゃいました。だって、自由になりたくて役者やってんだもん。というわけで、いよいよ初日です。うおー!!!ええ、非っ常に興奮しております。おかげさまで、膝、いい感じです。俺、がんばる、ゼッタイ!

小野花梨/りく 役

見どころは、作品の内容やそれぞれのキャラクターの魅力はもちろんですが、転換時のセットの大道具の動きに是非注目していただきたいです。1 つの手を間違えてしまったら何手か先で大事故になるほど、物が流動的に、連動しながら動いていくことで場面を作っていきます!
まるで物が意思を持って生きているような、劇場自体が大きな生物のような、そんな空間の中で繰り広げられる蓬莱ワールド。必ず楽しんでいただけると思います!

伊藤蘭/朋恵 役

舞台とはそういうものとわかっていながら、今回は特に演じる側にとって全く油断もスキもあったものじゃない!…というのが正直な感想です笑
そんな中、どんな難題も軽やかにしなやかに次々とクリアしていくまさみさんと未來さんに毎日のように目を奪われ、そして励まされ、出演者一同稽古を積み重ねてきました。
蓬莱さんが丁寧に紡ぎ出した 2 人の物語、どうぞ皆様に届きますように。

とある夫婦の約 10 年間の軌跡を描く。
現代社会では非常に生きづらい性質を持っている夫婦。
故に二人は何となく協力するようにつがいになり、粛々と生活することを好んだ。
口にしたことはないが、自分たちのことを理解できるのは自分たちだけで、 互いに相手を理解していると思っていた。
しかし、世界は向こうから入り込んでくる。
共に生活する中で、やがてほころびが生まれたり、ズレが生まれてくる。
不器用な二人は、問題を上手く回避したり、解決するのが苦手であった。
ただ、世界に対してこの言いようのない焦燥感を理解できるのは、伴侶だけであると互いに信じている。信じようとしている。
二人にはわからない。自分たちは何で繋がっているのか。信頼とか絆とかよくわからない。愛がよくわからない。
そんな不器用な夫婦の 10 年の記録。


公演概要
「おどる夫婦」
作・演出 蓬莱竜太
出演 長澤まさみ 森山未來 松島聡 皆川猿時 小野花梨 内田慈 岩瀬亮 内田紳一郎 伊藤蘭
企画・製作 Bunkamura
<東京公演>
2025年4月10日(木)~5月4日(日・祝)
THEATER MILANO-Za(東急歌舞伎町タワー6階)
<大阪公演>
2025年5月10日(土)~19日(月)
森ノ宮ピロティホール
<新潟公演>
2025年5月24日(土)・25日(日)
りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館・劇場
<長野公演>
2025年5月31日(土)・6月1日(日)
サントミューゼ 大ホール(上田市交流文化芸術センター)