• HOME
  • ニュース
  • 日比美思×青野紗穂インタビュー公開!『陽だまりの樹』

日比美思×青野紗穂インタビュー公開!『陽だまりの樹』

2021年3月5日(金)にヒューリックホール東京にて初日を迎える舞台『陽だまりの樹』。手塚治虫による不朽の名作となる本作は、これまでアニメやドラマ、舞台として様々なかたちで展開され、時代を超えて多くの人々に愛されてきた。2021年版の舞台で、菅田琳寧(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)さん演じる手塚良庵。そして早乙女友貴さん演じる伊武谷万二郎。この両極端な二人の男性からの求愛に悩むおせきを演じる日比美思さんに、plus aオフィシャルサポーターの青野紗穂さんがインタビューを実施。同じ事務所で同世代となる二人。じっくり話をするのは初めてと、緊張した様子を見せながらも、同じ役者同士、打ち解けるのに時間はかかりませんでした。日比さんの本作にかける思いや稽古場の様子など、二人の楽しい掛け合いとともに、是非ご覧ください♪

【青野】もともと、『陽だまりの樹』の原作はご存知だったんでしょうか。

【日比】手塚治虫さんの作品は、映画で、『どろろ』(2007)や『ばるぼら』(2020)は知っていましたが、『陽だまりの樹』は、この作品をするにあって初めて知りました。

【青野】台本を読んだときの印象はいかがでしたか?

【日比】大興奮でした!ずっと時代劇をやりたかったので。そのためにも願かけでピアスを開けていなかったんです。(ピアスを)開けずにいたら、時代劇にいつか出演ができるかなと思って、役者のお仕事を始めてからずっと守っていました。なので台本を初めて読んだとき、時代劇特有の難しい言葉が使われているのを見て、「これこれこれ!」というのが第一印象でした(笑)。あと、初めて着物を着てのお芝居なので、所作や歩き方に苦戦をしています。

【青野】お着物の所作はすごく難しいよね。

【日比】階段をのぼることもあるので、今から不安で不安で仕方がない(笑)。稽古ではずっと浴衣を着ているので、徐々に慣れてきてはいるんですが、実際にお着物を着たらどうなるんだろうって。頑張らなきゃ。

【青野】今稽古をしていて、台本を読んだときの印象と変わったことはありますか?

【日比】会話のテンポがこんなにもゆっくりなんだ、と思いました。本読みのとき、あまり役を作らずフラットな感じで読んでみたんですが、それでもすごく速かったみたいで。お客さまに、当時の言葉遣いで、今どんな気持ちで話をしているのかを考えながら、自分の心情を伝えることが難しいなと感じています。もともと自分の話すスピードがゆっくりで、現代劇のお芝居をするとき、「もう少し会話のテンポを早くして」と言われることが多かったんです。それからどんどんスピードが速くなっていって。今回は、ゆっくりであればあるほどいいと言われているので、今も探りながら稽古をやっています。

【青野】今はなにが大変?

【日比】どうやった仲良くなれるか・・

【青野】仲良くなれるか?

【日比】共演者さんと、どうやって仲良くなろうっていう(笑)。

【青野】ははは(笑)。そこは大事だよね。

【日比】今回、女性の出演者は、私とあやかんぬさんの二人だけなんです。あとは皆さん男性で大先輩の方ばかりなので、どこまでお話しをしていいんだろうと・・。いつも、もじもじしながら稽古場をうろうろして、結局話せないっていう感じです(笑)。

【青野】かわいい(笑)。でも、すごく分かります。私も大先輩といると緊張して話せなくなっちゃう(笑)。体当たりでいくといいかもしれないですよね。

【日比】そうなんですよね。勇気とタイミング。タイミングが難しいですよね(笑)。

【青野】演出家の樫田正剛さんはどんな方ですか?

【日比】すごく熱い方。演技に対していつも的確に指示をくださるので、出演者の方、一人一人をしっかり見てくださっているんだなと感じています。そして作品に愛がある、とてもやさしい方だという印象です。

【青野】今、稽古が始まってそんなに経っていない?

【日比】そうですね。まだそんなに経っていないんですが、既に中盤の稽古に差し掛かっているので、「すごい!スピード早い!」と思っています(笑)。

【青野】台詞を覚えるのは大丈夫?

【日比】私は、わりと気持ちで話す台詞が多いので覚えやすい方かなと。医者役の方は、専門用語といった難しい言葉が多いので、大変だと思います。あと、殺陣はすごく迫力があります。

【青野】私は、中世のヨーロッパやアメリカを舞台にした作品が多いから、『陽だまりの樹』はすごく楽しみです。

【日比】そういった時代の舞台をされるときの役作りは、どんなことをされているんですか?

【青野】私の場合は、その時代の前後の歴史や情勢を調べるところから始めます。過去に起きた出来事が今に繋がっていると思うので。、範囲を広めに調べてから人物を作っていきます。今までにご一緒した演出家さんがお話し好きな方が多かったので、稽古を始める前に2、3時間くらい歴史の話をしてくださるんですね(笑)。そのお話を聞いて、関連する本を読んで役に入っていくことが多いです。

【日比】すごい。New Musical 『Color of Life』(2019)を観劇させていただいたとき、身体中にビリビリッと電気が走ったような衝撃で、とても素敵でした!

【青野】嬉しい。あれもすごく大変でした・・。いやっ!私の話はいいんですよ!次の質問ですが・・これ聞きたかったんです。スタイルを保つ方法。普段、なにに気を付けていますか?

【日比】私すごく食べることが好きなんです。それでマネージャーさんに怒られます、たまに(笑)。グラビア撮影のときは3日前から果物にして、前日はなにも食べないということはあります。長期的にコツコツというのが苦手なタイプなので(笑)。

【青野】すごく分かる。でもすごいね、果物だけって。絶対無理だ・・。私が唯一頑張るのは、お衣裳の採寸前(笑)。

【日比】たしかに!それで測っちゃえばもう後戻りはできないですよね(笑)。

【青野】そう(笑)。そこで頑張って痩せればあとは意地で痩せる(笑)。

【日比】それいいですね(笑)。

【青野】これは、先輩に教えてもらったの。

【日比】そっか。私もそうしよう(笑)。

【青野】運動はしないの?

【日比】今は頑張って2、3時間お散歩するようにしています。気が付いたら1時間経っていたり(笑)。撮影や舞台前のときは、台本のことを考えながら歩いています。あと、豆乳を飲むようにしています。お肌にいいと聞いたので、健康にいいなら飲んでおこうかな、という感じです(笑)。

【青野】じゃあ、私も豆乳飲んでみよう。あんまり好きじゃないけど(笑)。

【日比】私もあんまり得意じゃないです(笑)。

【青野】でも飲んでるんだ(笑)。じゃ、私も頑張ります(笑)。また作品のことに戻るんですが、コロナ禍になってお稽古の仕方も変わってきていますが、大変に感じることはありますか?

【日比】稽古中もずっとマスクをしているので、皆さんの表情が全然わからなくて。初めて表情が分かるのが本番になるので、そこは少しどきどきします。でも感染症対策を徹底することはとても大事なことなので、その中で自分がどう対応できるかということをすごく考えます。

【青野】本作は、少し現代よりの台本になっていると伺いましたがー。

【日比】時代劇と聞くと、難しい言葉遣いや歴史のお話しといった堅いイメージがあると思いますが、今回の『陽だまりの樹』は、主人公の手塚良庵と伊武谷万二郎を中心に、新しい命に触れたり、恋をしたり、譲れないものができたりと、それぞれが成長していくお話しになっています。観ているお客様さまにも感情移入していただきやすい作品だと思いますので、手塚治虫さんの原作が大好きな方にも、初めてこの原作に触れる方にも、楽しんでいただきたいと思いながら毎日稽古をしています。

【青野】稽古場の雰囲気はどんな感じですか?

【日比】始まって間もないので、ここからまた変わっていくと思うんですが、先日、菅田さんもインタビューで仰っていたんですが、オンオフがしっかりしている現場だなと思います。皆さんエネルギーが高く、熱い気持ちを持って稽古に挑んでいるんですが、オフのときはみんなでお話をしたりしています。節分の日に、プロデューサーさんがかわいい豆のセットを差し入れしてくださって、みんなで食べながら「節分だね~」とお話ししたり(笑)。

【青野】なんと可愛いエピソード(笑)。では、最後に、お客さまへのメッセージをお願いします。

【日比】今だからこそ、心にすごく響く作品だと思っています。観に来ていただいたお客さまに、明日への活力となるようなエネルギーに満ちた舞台になるように頑張ります。

【青野】日比さん、ありがとうございました!

日比美思さんとのインタビューを終えた青野紗穂さんに感想を伺いました。果たして青野さんが習字におさめた言葉とは?是非、ご覧ください♪
[su_youtube_advanced url=”https://www.youtube.com/watch?v=2oVJdazFUcA”]


公演概要
「陽だまりの樹」
【出演】菅田琳寧(7MEN 侍/ジャニーズJr.)/ 早乙女友貴 / 日比美思 / 阿達 慶(ジャニーズJr.)太田将熙 / 近江谷太朗 我善導 高木トモユキ 中西良太 / ダンカン ほか
【原作】手塚治虫
【上演台本・演出】樫田正剛(方南ぐみ)
【日程・会場】
<東京公演> 2021年3月5日(金)~14日(日)ヒューリックホール東京
<大阪公演> 2021年3月27日(土)~28日(日)梅田芸術劇場 シアタードラマシティ
【チケット料金】全席指定 9,500円(税込) ※ご購入後の返金・クレーム及びお席の振替は一切お受けできません。予めご了承ください。
【チケット一般発売日】2021年2月20日(土)10:00
【企画協力】手塚プロダクション
【お問合せ】
<東京>サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00~15:00)
<大阪>キョードーインフォメーション:0570-200-888(月~土 11:00~16:00 ※日・祝 休業)
【公式HP】 https://hidamari-stage.jp/
【公式twitter】@hidamari_st