菅田琳寧 初主演舞台『陽だまりの樹』開幕前取材レポ―ト公開!
7 MEN 侍/ジャニーズJr.の菅田琳寧が初主演を務める舞台『陽だまりの樹』が、2021年3月5日(金)より、ヒューリックホール東京にてついに開幕する。
手塚治虫による不朽の名作『陽だまりの樹』。これまでアニメやドラマ、舞台として様々なかたちで展開され、時代を超えて愛される本作を、個性あふれる新キャストが結集し新たなかたちで上演が実現。
本番直前の3月5日(金)ヒューリックホール東京にて、開幕直前取材が行われた。登壇したのは、菅田琳寧(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)、早乙女友貴、日比美思、阿達 慶(ジャニーズJr.)、太田将熙、そしてダンカン。
まずは、それぞれの初日を向けての意気込みから
菅田琳寧(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)/手塚良庵 役
とうとう初日を迎えました。芝居が未熟な中、演出家の樫田正剛さんを含め、キャストの皆さんに支えていただきながら、ここまで来ることができました。この後、本番がございますので、座長として堂々とステージに立ちたいと思います。
早乙女友貴/伊武谷万二郎 役
本日、一人も欠けることなく初日を迎えられることがとても嬉しく思います。最後までスタッフ、キャスト一同、一人も欠けることなく千穐楽まで走り抜けられるよう頑張ります。
日比美思/おせき 役
こうして初日を迎えられることが嬉しい気持ちでいっぱいです。一公演一公演、大切に演じていけたらと思います。
阿達 慶(ジャニーズJr.)/太田東斎 役
初演技、初舞台になりますが、観に来られる方にはそういうことは関係ないと思いますので、日々ベストを更新していけるように頑張ります。
太田将熙/伊東玄晃 役
この作品は、このご時世の中やる意義がある作品だと思ってぜひ、出演したいと思いました。座長の(菅田)琳寧が初座長ということで、役柄的にも支える立場なので、みんなで千穐楽まで怪我なくこの作品に携わっていけたらと思います。
ダンカン/勝海舟 役
こうして、初日を無事に迎えることができたのが本当に奇跡のような感じがしています。コロナ禍で、稽古場に入るときも、消毒はもちろんうがいや入退室の検温と厳重なチェックをしていましたので、それをすべてのキャストとスタッフがクリアしたというだけで、もう僕は勝ったような気がします。座長のために頑張らせていただきたいと思います。
質疑応答。
初座長ということですが、今回のお話をいただいたときはどんなお気持ちでしたか?
菅田:メンバーが外部の舞台で主演をやったりと、活躍しているのを見てすごく刺激をもらっていたので、僕も外部の舞台で演技を学びたいなと思っていました。なので、お話をいただいたときはすごく嬉しかったです。そのあと出演者一覧を見て、まさかの自分が座長ということで、「僕、座長を任されるんだ」という緊張や不安もありましたが、皆さんのサポートのお蔭で、ここまで来ることができました。キャストの皆さんに恵まれてとても幸せです。
入所をして10年目で初座長が叶ったということですがー。
菅田:まさか自分が座長を任されるとは思っていなかったので、10年目という、いい切り札?って言うんですかね?なんて言うんですかね・・いい・・節目!(一同笑)。いい節目に(笑)、大きな仕事をいただけてほんとに嬉しく思います。すみません、節目です(笑)。
初めてという部分では、今のお姿がとても新鮮ですが。
菅田:僕ずっと10年間、黒髪とピアスを開けないことをキープしていたので、このお話をいただいたとき、「きた!」「自分を信じてよかった!」と思いました。時代劇をやりたい気持ちもありましたので。
実際、叶って今のお気持ちはいかがですか。
幕末のお話しなので、聞いたことがない単語が多くて、イントネーションの違いを正すのに稽古の段階ですごく苦戦しました。
その姿はご自身見ていかがですか?
僕、妹がいるんですけど、妹に似てるなって。(一同笑い)。写真を撮って家族に「似てない?」って送りました(笑)。
肉体が武器になる方々が揃ったと思いますが、今回の見せ場はいかがですか?
菅田:僕は刀を持たなくて全く筋肉を使わないんです(笑)。10年間、アクロバットをやってきたんですが、今回初めて筋肉を使う動きを封印させていただいてます。
もったいないといえばもったいない?
菅田:いやっ!もったいなくは・・ないです!稽古場でアクロバットを披露したんですけど、使われることなく今日まで来ました(笑)。
(一同笑い)
できればやりたかったですか?(笑)。
菅田:ちょっとうずうずはしましたけど、この時代にアクロバットは似合わないと思います(笑)。
そのあたりは、早乙女さんがしっかり魅せてくれるということですね。
菅田:そういうことです。
早乙女:頑張ります。
(一同笑い)。
かなり殺陣は激しいんでしょうか?
早乙女:そうですね。でも普段に比べたら物量はそんなにないと思います。なので、普段に比べたらラクではあります(笑)。
殺陣の他に三味線や日舞や歌もあると伺ってますが。
菅田:そうですね。この時代に合わせた歌を歌うことも難しかったですし、三味線も、僕(普段使っているのが)レフティ(左利き)ギターなんですよ。でも三味線は反対側で弾くので大変な部分もありました。日舞も僕たちが普段踊っている動きとは違ってけっこう慣れない動きがあったので苦戦はしました。でも、みんなで稽古が始まる前に集まって日舞の練習をしました。
早乙女さんは、菅田さんと初共演ということですが、印象はいかがですか?
早乙女:ものすごく真面目な方だと思います。みんな思っていると思いまが、すごく熱心で、稽古が終わったあとも演出家の方にわからないところを「教えてください」と、素直に聞きにいって。ずっと台本にメモをしているので、ほぼほぼ台本じゃなくなっているじゃないかなと(笑)。台本がメモ書きで埋まっているような。それくらい真面目な方です。
役はちゃらんぽらんな役ですけども全然違いますね。
菅田:そうですね。いろいろ難しいですよね。ちゃらんぽらんなところや女好きなところをどう表現すればそう見えるんだろうと思って、樫田さんにたくさん聞きにいきましたね。稽古が終わって短くて30分、長くて1時間くらい樫田さんを帰らせないで(笑)。「話を聞いてください!」という日々でした。
ダンカンさんからアドバイスはありましたか?
ダンカン:いやいや、僕はアドバイスができる立場じゃないですから(笑)。琳寧くんはみんなが声を揃えて言うように、ほんとに真面目ですね。真面目、忍耐強い、そして諦めない姿勢。なんでそんなにも真面目なの?(菅田の方を見て)
菅田:それは尊敬するKAT-TUNの上田(竜也)くんがそういう方なので。
ダンカン:あまり真面目すぎるのもよくないですよ(笑)。長くやっていくには、ちょっとラフなところもあった方がいいから、今後のことも考えてたけし軍団で修行をしてもらって。(一同笑い)。
菅田:わかりました(笑)。
(一同笑い)。
「わかりました」というのも真面目ですよね(笑)。
日比さんは二人の男性から恋焦がれる役ですが、役柄としてはどちらを選びたいですか?
日比:え・・(すごく焦って)。こんな魅力的なお二人にそうやって思っていただいて恐縮ですが、すごく嬉しいです。原作のキャラクターが既に魅力的なのに、お二人が演じることによってますます魅力的で、ほんとにすごいことになっています。舞台はぜひ、お二人の魅力も踏まえながら楽しんでいただきたいです。
で、どちら?というのは?(笑)。
日比:・・一週間待ってもらっていいですか(笑)。
(一同笑い)
日比さんは憧れの時代劇なんですよね。
日比:はい。時代劇にずっと出演をしたいと思っていて。小さい頃は母と水戸黄門を観ながら過ごしていました(笑)。なので、時代劇に出ることが夢で、ピアスも開けずに「いつかいつか」と思っていたことが、念願叶ってやっと!という感じです。
そういう部分は菅田さんと一緒ということですね。
日比:そうですね。私もお着物着て、母に写真を送りました。
ダンカン:早乙女くんは、普段はラフな感じなんですが、舞台に立ったらめちゃくちゃかっこいい!男が惚れる!これはぜひ、観ていただきたい。CGを使っているんじゃないかなと思うくらいの殺陣をやりますから。
早乙女:ありがとうございます。
阿達さんは初舞台ということで緊張感も伝わってきますが、いかがですか。
阿達:最初に比べると緊張は和らいだ感じがするんですが、まだちょっと緊張している部分はあります。太田東斎を演じたのが阿達慶でよかったなと思ってもらえるように頑張ります。
お医者さんの役ですよね。
阿達:僕は医者の見習いの役なんですが、事務所にも最近入所したほうになるので、そこと通ずる部分がけっこうあって・・あって・・あります(笑)。
(一同笑い)。
菅田さんに相談をされたところなどありましたか?
阿達:あります。
菅田:二人のシーンがあるんですが、そこは二人で構築し合ながら頑張りました。
大変なところはありましたか?
阿達:声があまり出なかったので声を出すところと、自分がセリフを言ってないときも、お客さまには観られているので、セリフがないあいだの演技がすごく難しいです。
太田さんの役柄は、菅田さんと阿達さんの兄弟子となりますがいかがですか。
太田:今、慶ちゃん、(阿達を見て)慶ちゃんと呼んでいるんですが、慶ちゃんも言っていたように、最初はほんとに声が出ていなくて。演出家の樫田さんからも「もっと大きく」と言われていたのを見ていました。それから毎日、稽古前に滑舌や発生の練習をしていて、気付いたら、舞台上でも全く問題ないくらい声が出ているようになっていて。兄弟子としては、単純に感動してました。あと、台本に滑舌の表を貼っていて、めちゃくちゃ可愛いんですよ。琳寧もそうですけど、慶ちゃんもすごく真面目だなと思います。辛いときもあったと思うんですが、そこにも負けないように毎日闘っていましたね。
事務所の先輩に相談はされましたか?
菅田:昨日、堂本光一くんと上田竜也くんに「明日初日を迎えます」というご連絡をさせていただいて、お二人から「頑張れ!」というメッセージをいただきました。
具体的なアドバイスはいただきました?
菅田:光一くんからは「おめでとう!頑張れ!」といただいて、上田くんは、本当は初日に観に来てくださる予定だったんですがスケジュールが合わなくて来れなかったんですけど、「ステージに立ってスポットライトを浴びてお客さんが入ればお前がスターだから堂々とやれ」と言われたので、その言葉を信じて堂々とやりたいと思います。
菅田さん、お客さまにどんなところを見てもらいたいですか?
今のこの時期と重なる部分もありますので、この作品を観て命の大切さを改めて考えていただけたら幸いです。
舞台『陽だまりの樹』 は、3月14日(日)までヒューリックホール東京にて、3月27日(土)・28日(日)梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。
公演概要
「陽だまりの樹」
【出演】菅田琳寧(7MEN 侍/ジャニーズJr.)/ 早乙女友貴 / 日比美思 / 阿達 慶(ジャニーズJr.)太田将熙 / 近江谷太朗 我善導 高木トモユキ 中西良太 / ダンカン ほか
【原作】手塚治虫
【上演台本・演出】樫田正剛(方南ぐみ)
【日程・会場】
<東京公演> 2021年3月5日(金)~14日(日)ヒューリックホール東京
<大阪公演> 2021年3月27日(土)~28日(日)梅田芸術劇場 シアタードラマシティ
【チケット料金】全席指定 9,500円(税込) ※ご購入後の返金・クレーム及びお席の振替は一切お受けできません。予めご了承ください。
【チケット一般発売日】2021年2月20日(土)10:00よりチケット
【企画協力】手塚プロダクション
【お問合せ】
<東京>サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00~15:00)
<大阪>キョードーインフォメーション:0570-200-888(月~土 11:00~16:00 ※日・祝 休業)
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