風間俊介さんの「素顔」に迫る一問一答公開!

作・岡田惠和 × 演出・田村孝裕で贈る舞台「パークビューライフ」。4月7日より東京・世田谷パブリックシアターを皮切りに、大阪、名古屋にて上演される。
本作は、孤独な人生を送っていた男性が、職を失った冴えないアラサーシングル女性3人と共同生活を送ることになる怒涛の会話劇。出演には、風間俊介さん、倉科カナさん、中川翔子さん、前田亜季さんという個性豊かで演技派の俳優陣が集結。
今回、plus aでは、風間俊介さんにインタビューを実施。女性三人と男性一人だけで繰り広げる本作の魅力や、風間さんの「素顔」に迫る一問一答をぜひ、ご覧ください♪

~ 風間俊介さんインタビュー ~

オファーを受けたときの心境はいかがでしたか?

岡田惠和さんの作品ということで、ぜひ、と思いました。解禁のコメントにも出させてもらいましたが、オファーをいただいたときに2枚のプロットを読ませていただいたんです。その2枚に綴られている物語にあまりにも心を奪われたというか。この2枚だけの少ない言葉で、こんなにも観たくなる、読みたくなる、やりたくなる物語が・・と思った印象が強くぜひ、作品の一部になりたいと思いました。

岡田作品の魅力はどんなところにあると感じられますか?

ユーモアと言いますか。何気ない日常の中や人間の中にある、面白おかしさ、可愛らしさといったものをすごく魅力的に描かれるなと思っていて。お話が面白いのはもちろんですが、物語に出てくる人たちがキラキラしているというイメージが強いです。

今回、会話劇ということですが、いかがでしょうか。

もちろん舞台ですので、多くの方に響くようにと思いますが、舞台っていろんな表現の仕方があると思うんです。舞台上で目の前の人に話しかけているけれども、客席に向けて話しかけているように演じるとか。作品によっていろんなやり方があると思うんですが、今回は、倉科カナさん、中川翔子さん、前田亜季さんにしっかり話しかけていきたいと思っています。もちろん、お客さまに聞こえやすいように、伝えやすいように、と思いますが、どちらかと言えば、ただただその4人が本当に生活をしているところを、お客さまに覗いてもらうような感じになったらいいなと思います。

風間俊介さんの「素顔」に迫る一問一答!

Q.今作は4人がルームシェアをするというお話ですが、ご自身はルームシェアをしたことはありますか?

ないですね。よく、友人たちと「一緒に住んだらどうなるか」という話で盛り上がるけども、なかなか実現にはいたらないなという感じです(笑)。

Q.人と一緒に暮らすうえで大事にしたいことは?

なんでしょう。あんまり考えたことないなあ。これは宿題にしときます(笑)。

Q.わたしの生活のルーティンは?

必ず毎日やっていること・・(少し考えて)いや、ないな。逆にルーティンを持たないようにしていることがルール。みたいなことがあるかもしれないですね。すごく仕事が流動的なのと、規則正しい生活リズムではないので、目の前の波に、どれだけ浮かんで揺らされて浮いていられるか・・と思っているところがあるんですよね。なので「“これは絶対にやる“というのは持たないと決めた!」みたいなことはあるかもしれないです(笑)。

あるときに、そう決められんたんですね(笑)。

そうですね。必ず毎朝これをやろうと思うと、それが劇的なストレスになる瞬間がやってくるので。やらなかったことに反省しだす瞬間が出てくるから。なのでルーティンはないですね。あるのかもしれないけど、気付いてないです。

Q.学生時代、得意だった科目は?

社会と英語以外は得意でしたね。国語、算数、理科は得意でした。

Q.そんな子どもの頃を一言でいうと?

ひねくれた子どもでしたね(笑)。職員室に居座るのが好きみたいな子どもでした。

Q.「わたしの取扱説明書」一番大事な注意事項は?

基本的には褒められて生きていきたいですよね。願う限りは(笑)。願う限りはそうですけども、まあそうはいかないですよね(笑)。こういう面白い質問がくると、なにかしらひねった答えをしようとするけれども、それには若干時間がかかるという、今の状況が“面倒くさい人だ”っていうことを理解していただきたいですね。こういう“面倒くさい男です”ということを重々に理解してほしいです(笑)。

Q.男女の友情は成立すると思いますか?

どっちでもいいと思っている人ですね。スタートが友情で最後恋愛になっても別にいい。成立すると思いますよ。なにかの行動を起こさない限りは。

それは昔から持っている考えでしょうか?

そうですね。女性の友だちもたくさんいますが、「恋心はないですか」と言ったら、どこから恋心と定義しますか。ということなると思うんですよね。この人と一緒に食事がしたい、ということも僕は好意だと思っているので。それが女性でなくても、この人といる時間が好きだなと思ったら、それは恋愛感情じゃなくても好意でしょ、と。どこからが好意なのか僕はわからないので、そういう意味で言うと(男女の友情は)成立すると思う。これが社会一般でいう友情なのか恋愛なのかの線引きは人によって違うから、「なんでもいいや!(笑)」というのはありますよね(笑)。

Q.自分の最大の敵は?

余裕がなくなったときの自分ですね。

Q.「この人素敵な」と思う瞬間は?

自分が思う最高のタイミングで相槌を打ってくれる人。

今、すごくドキッとしました(笑)。わたし大丈夫かなと(笑)。

全然全然(笑)。それこそゾッとするくらいMaxな人もいるじゃないですか。この人完ぺきだな、僕の間に。って。だけど、他の人にとっては違ったりするので。

Q.仕事をするうえで大事にされていることは?

目標を持たないようにすることです。

その理由は?

行き先が決まると、そこへの最短ルートを目指しそうな気がしていて。人に見ていただく仕事をしているので、自分が望むものよりも誰かが望むものに応え続けているから、「自分はどこに行くんだろう」といった、目的地がわからない旅のほうがおもしろそうだなと思っています。

目から鱗が落ちたような思いです。目標は持たなければいけないものだとずっと思っていたので。

正しいことだと思うんですよね。目標を持つということはすごく正しいし、その目標に向かって頑張れると思うので。目指す自分をビジョン化するのか、自分でも何になるのかわからないというだけのことだと思うんです。僕の今の人生も、「こんなところに来たの!?」っていう、自分が思っていた未来じゃない未来になっているので。でもいつもそうなので、これからもそんな感じなんだろうなと思っています。

すごく素敵な考え方だなと思って。目標を持つしんどさを感じることもあったので(笑)。

そうですね。そこ以外の道が間違いみたいになっちゃいますからね。基本的に全肯定の人なので。

このまま悩み相談をしてしまいそうです(笑)。

ぜひぜひ(笑)。悩み相談検定の師範代なので(笑)。

(笑)。心強いです。

Q.では、ご自身を褒めてください。

いやいやいや。よくやっていると思いますよ。よくやってますよ。やってます、やってます。「まだまだ頑張れるかも」と思うことが多々あるけれども、そんなときも「best」じゃなかったとしても、常に「better」を目指してやっていると思いますよ。よくやってます。よくやってます。

Q.日常生活のプラスアルファは?

なんでしょう。「物語」ですかね。

物語・・ですか?

この仕事をしていて受け取る「物語」もあるし、漫画やゲームから受け取る「物語」もあります。ポエティックですけどね(笑)。一瞬、“ゲーム”って答えようかと思ったんですけど、ゲームに限定されるのも嫌だなあと思って。漫画も好きだし。なんだろうな?と思ったらたぶん「物語」が好きなので、「物語」かな。

Q.一問一答を終えて一言。

先日バラエティ番組で、フワちゃんから「風間は一問一答に向かない」と言われたことが強く印象に残っていて(笑)。

そんなリアルタイムに(笑)。

ほんとに数日前に、「一問一答ってパン!パン!パン!!って答えるものなのに、なんで語ろうとするんだよ」って言われたばかりなので(笑)。一問一答に向かない男が、一問一答に向き合おうと思ってやらせていただきました。ちょっと長めなったらごめんなさい(笑)。

舞台「パークビューライフ」を楽しみにしているお客様へメッセージをお願いします。

恐らく、この可愛らしい4人の生活を皆さんに覗いてもらうような、そんな物語になるのではないかなと僕は思っています。誰かが誰かと一緒にいること自体、特別な今、この4人が一緒にいたらどんな物語になるのか。そして自分が誰かといたとしたら、どんな物語になるのか。そんなことを考えながら楽しみにしていただけたら嬉しいなと思います。

風間俊介さん、ありがとうございました!


公演概要
「パークビューライフ」
【出演】風間俊介 倉科カナ 中川翔子 前田亜季
【作】岡田惠和
【演出】田村孝裕
【日時・会場】
<東京公演>2021年4月7日(水)~4月18日(日)世田谷パブリックシアター
<大阪公演>2021年4月23日(金)~4月25日(日)サンケイホールブリーゼ
<名古屋公演> 2021年5月1日(土)~5月2日(日)ウインクあいち 大ホール
【チケット料金】S席 9,500円(税込)/A席 8,000円(税込)※未就学児童入場不可
【チケット一般発売】3月14日(日)10:00
【お問合せ】
東京公演:公演事務局 event@user-support.jp (平日10:00~17:00)
大阪公演:キョードーインフォメーション:0570-200-888(平日・土曜11:00~16:00)
愛知公演:中京テレビ事業:052-588-4477(平日11:00~17:00)
【公式HP】https://parkviewlife.jp/
【公式twitter】@park_view_life