「僕にとって大きなチャレンジ」日本初演に挑む永田崇人がMusical『HOPE』にかける思い。
韓国で大ヒットとなったMusical『HOPE』の日本初演が10月1日より幕を上げる。ミュージカル初主演となる高橋惠子さんがホープを演じ、原稿が擬人化された、もう一人の主人公「K」を、永田崇人さんと小林亮太さんがWキャストで演じる。今回「K」を演じる永田崇人さんに話を聞いた。
――この『HOPE』という作品、最初に触れた時にはどんな印象を受けましたか?
史実がもとになっている作品特有の力強さを感じました。あとは、自分がKを演じるという視点で観たせいかもしれませんが、エヴァ・ホープの人生を肯定してあげたいな……という気持ちになりました。
――演じるのが“K”。一筋縄ではいかなそうな役ですね。
人じゃないものを演じるというのは、舞台ならではですよね。でも人じゃない部分を探していくのではなく、ホープが作り出した存在であるというところを大事に演じようと思います。きっと、ホープにとっての“全部”がKには入っていると思うんです。2・30年連れ添っているあいだの中には、恋人のような時もあっただろうし、ペットのような時も、子どものような存在だった時もあると思う。Kは齢をとらずにホープと寄り添っていくとは思うのですが、重ねた年輪の厚みを出せたらいいですね。
――高橋惠子さんとは初共演でしょうか。
はい。すごくオープンに受け入れてくださっている気がします。こういうのって、喋る、喋らないじゃないんですよね。目をみたり、そばにいたりして、すごく温かくて。僕はこの人(ホープ)を救う存在なんだな、それを大切にしなきゃ、と思いました。
――今回の作品で永田さんにとって挑戦だと思うポイント何でしょう。
ここまでしっかりしたミュージカルに出演することは今までなかったので、そこは僕にとって大きなチャレンジです。しかも日本初演。これがどうお客さまに届くのかなというのは、すごく楽しみです。でも本当に音楽も物語も良い、素晴らしい作品だなと僕自身思っていますので、ぜひ期待してください!
(取材・文:平野祥恵)
公演概要
Musical『HOPE』
Book & Lyrics by Kang, Nam Composer & Arrangement by Kim, Hyo-Eun
Original Production by R&D Works
【出演】高橋惠子 永田崇人・小林亮太(W キャスト)/清水くるみ 白羽ゆり/中山昇 縄田晋 染谷洸太 木暮真一郎/上山竜治/大沢健
【上演台本・訳詞・演出】新納慎也
【振付】 木下菜津子
【音楽監督】 落合崇史
【日程・会場】2021年10月1日(金)~10月17 日(日)下北沢本多劇場
【チケット発売日】 好評発売中
【チケット料金】 9,800 円(全席指定・税込)
【お問合せ】 atlas/ticket2@g-atlas.jp
【公式サイト】 https://www.musical-hope.com
【公式Twitter】 @MusicalHOPE2021