「緑のワンポイントでロビンの仲間に」7 MEN 侍 本髙克樹 主演 今野大輝 出演 ROCK READING『ロビン』開幕前取材レポート。

本髙克樹(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)、今野大輝(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)出演の「ROCK READING『ロビン』～「ロビン・フッドの愉快な冒険」より～が10月21日(木)よりヒューリックホール東京にて上演する。

昨年10月に上演した、朗読とロックバンドによる生演奏という新しいスタイルを用いたROCK READING『幸福王子』の第二弾となる本作。ハワード・パイル原作「ロビン・フッドの愉快な冒険」を題材に、前作に続いて鈴木勝秀が上演台本・演出を務める。

公演に先駆けて20日、開幕直前取材と公開ゲネプロが行われた。取材会には、本髙克樹（7 MEN 侍/ジャニーズJr.）、今野大輝（7 MEN 侍/ジャニーズJr.）、ROLLY、カズマ・スパーキン、そして鈴木勝秀が登壇。

――初日を迎えてのお気持ちは？

本髙「準備は今日で整いました。実は昨日一昨日で『幸福王子』の資料用映像を見てたんですけど、さらにグレードアップしたロック･リーディングができたんだなという実感が改めて沸いております。」

――まずビジュアルにびっくりしましたが、ご自身はいかがですか。

本髙「僕は『幸福王子』の感じで『ロビン』になったなと。あと、この格好で有楽町には絶対行けないなって（笑）。手のマニュキュアから付け毛から、いろんなことをやっていただいて新鮮な感じです。」

――今野さんはいかがですか。

今野「率直に楽しみというのが一番大きいです。稽古時間も少ない中で、ここまで完成度を上げてこれたという想いがあるので、まだ実感はないですけど本番を迎えてお客様に観ていただけることを心待ちにしています。」

――ビジュアルについては？

今野「僕も普段セットをする方ではないので、派手にしていただくと気持ちも上がりますし、新鮮でいつもと違う自分になれる気がしてすごく素敵だと思います（笑）。」

本髙「今野の昔の写真を見たことがあるんですけど、小学生の時こんな感じでした（笑）。」

今野「昔ダンスをやっていた時があって、その発表会の時に髪をセットするんですよ。そうなると大体こういう感じですね（笑）。」

――ROLLYさんからご覧になってお二人はいかがですか。

ROLLY「まさに硝子の少年時代を象徴するような・・若さそして瞬間の輝き。それはこのROCK READING『ロビン』でしか体験できないものだと思います。なぜならば次の舞台になるとまた少し大人になってるから。絶対に見逃すことができない。瞬きもしてはいけない！一音たりとも聞き逃すことは許されないし、すべてを吸収して帰ってもらいたいですね。」

――稽古中に吸収していく姿を見ていたということですか。

ROLLY「僕は、（お二人から）若さをいただきました。僕はしわしわで・・なんていうのかな・・・・高野豆腐になってるから。ほんとにフレッシュな感じで羨ましいなと。でも僕も20歳くらいのときはありました。40年くらい前に」

（一同笑い）

本髙「僕らもこうしてROLLYさんが衣裳を着られているを初めて見たので、今隣にROLLYさんがいるっていう感じじゃないんですよ。初めましてみたいな・・」

ROLLY・本髙「（向かい合って）初めまして」

（一同笑い）

――普段は今のような感じではないんですね。

ROLLY「干し椎茸みたいなものです。」

本髙「いやいやいや（笑）。」

――バンドということで、今回刺激を受けたんじゃないですか。

本髙「ほんとにそうですね。ミュージシャンの方は『幸福王子』と同じ方が付いてくださってるんですけど、前回よりかなり楽器の数も多くて。それこそ音楽が入ってくる場面もすごく多いので、稽古中もセリフがどんどん音楽になっていくような作業が行われていて、ミュージシャンさんの方に感銘を受けながらやってました。」

――ここで得たものは持って帰れそうですね。

本髙「そうですね。持って帰りたいんですけど複雑すぎて、矢花（黎）を呼んでこないとだめだなっていうくらい・・」

今野「難しいよね。」

――矢花さんに観に来てもらわないとダメですね。

本髙「なんなら昨日、劇場に一緒に入りたいって言ってましたからね（笑）。」

――昨年を踏まえて今年はこうしようというのはありましたか。

今野「そうですね。第2弾ということで比較されちゃう部分があるので、そこのプレッシャーはありましたけど、稽古をやっていくうちに自信というかそういうものができて・・だから・・・・あれなんでしたっけ？（本髙の方を向いて）」

本髙「えっ！？なんですか！？」

今野「今なんの話をしてたんだっけ？」

本髙「今回、心掛けたことは？って（笑）。」

一同笑い

今野「ああ。そっか。（思い出して）前回を超えるということをすごく意識して、今回の稽古を臨みました。」

――今回の役割としてはROLLYさんとカズマさんはナレーターという形になるんでしょうか。

ROLLY「カズマさんと私はナレーターという役柄プラス、いろんな人になります。」

本髙「ナレーションよりも多いですよね。」

今野「キャラクターになってることの方が多いですよね。」

鈴木「一番多いのがギター。」

本髙「なんならナレーションとしてより、もはやギターリストですよね。」

ROLLY「幸せな稽古期間でした。今まで出たどの舞台よりもギターを弾いている時間が長くて。すごくかっこいい曲でそこで描かれた素晴らしいロックの世界に自分が筆を入れるという感じでした。」

――他に楽器を演奏する方はいらっしゃるんですか。

本髙「実は今回、僕と今野が楽器をやらせていただきます。」

今野「僕がアコースティックギターをやらせていただきます。」

本髙「僕はピアノかと思いきや、可愛いトイピアノを”ピンピン”弾いているので、そちらもご注目ください（笑）。」

――可愛らしいですね。

本髙「最初はやる予定なかったんですけど、稽古でトイピアノが突然出てきて、やっていいよ。ということだったのでやらせていただくことになりました。」

今野「僕のアコースティックギターなんですけど、今回の舞台で初出しということで、僕の私物なんです。そこも見ていただけたら。」

――新たに買ったんですか。

今野「家にあったんですけど、使ってなくて。それで今回これを使おうと用意させていただきました。」

――カズマさんは何役もやられるということですが、モノマネもされるんですか。

カズマ「今回はモノマネとかそういうのは何もなくです。とにかく音楽がとてもカッコイイんですよ。僕も乗っちゃったりするんですけど、スズカツさんにできるだけ乗らないでくれと（笑）、静かにしといてくれと抑えられるくらいの感じなので、あとはお二人とROLLYさんを観ていただれば―。」

――ナレーターに徹するという。

カズマ「ナレーターとあと役はあるので。」

ROLLY「カズマさんのある役柄はすごくカッコイイですよ。二枚目キャラという。」

今野「僕は矢花がやっていたモボ朗読劇『二十面相』も観に行かせていただいたんですけど、その時カズマさんも出ていらっしゃって、フリーザーの声マネをやっていたのを今回聞けたらいいなって思ってたんですけど、なかったので・・」

カズマ「（フリーザーのモノマネで）勝手に言うんじゃありません！」

今野「ありがとうございます（笑）。」

一同笑い

――スズカツさん、今回の狙いはなんでしょうか。

鈴木「バンドですね。演劇におけるバンド。それはかなり達成できたと思っています。セリフも全部ふっかけて音楽なので、ライブを観に来る感覚で観ていただくのが一番いいかなと思っています。」

――本髙さんのブログで、スズカツさんの涙腺が少し緩んできていると書いてありましたが。

鈴木「僕はほとんど涙腺は緩まないので」

一同笑い。

本髙「スズカツさん、言葉も出てなかったですよ。」

――どういう状況だったんですか。

鈴木「稽古を見ている時に入り込んで見てたっていうことですね。二人の演技が面白かったので入り込んで見て、ちょっと黙ってたっていう。」

本髙「スズカツさんてツンデレですか！？」

一同笑い

鈴木「うちの奥さんに聞いてもらえれば分かるんですけど、ほんとんど泣いたことがない。ほとんとというか全く泣かない。泣かないんで（笑）。」

――ちなみにどんなシーンだったんですか。

鈴木「いいシーンです（笑）」

本髙「これは観に来ていただいて。」

鈴木「ぜひ、観に来ていただけたら、あ、ここだなってわかります。」

――『幸福王子』からお二人の成長度というのはどのようにみていらっしゃいますか。

鈴木「一回やって到達したところがあるので、そこからまたバンドも含めて同じメンバーでやれるから、稽古の初日からかなり高いところからスタートできました。今回到達しているところは『幸福王子』より高いと僕は思っているし、二人は『幸福王子』から点と点で繋がってるんだけど、線で繋がってる部分もあって。今回までのあいだに、他の仕事やグループでの活動で経験したものがちゃんとそこに乗っかっていて。このあいだ二人が言ったんだけど、自分たちが成長していることに気付いていなかったっていう。それがこれをやってみたらちょっと気付けたって言ってたので、良かったなと思っています。」

――具体的にどんな成長でしょう。

本髙「実感がなかったというのも、スズカツさんが褒めて伸ばしてくださる方だったので、いい意味でスズカツさんに騙されないようにしようと思って稽古に挑んでたわけで（一同笑い）、どんなに良いって言われても「良くない良くない」と思い込みながら試行錯誤しながら稽古に挑んでいたので、気付いたらスズカツさんも認めてくださるようなものが出来上がっていたという感じです。」

今野「僕は気付いたのはついさっきです。ステージに立ってやってみて、稽古を始めた時のことを思い出して全然違うなと。あと喉が強くなったなと思います。」

――鍛えてたんでしょうか。

今野「慣れですね。稽古を重ねていって段々と強くなっていったという感じです。」

――最後にお客さまにメッセージをお願いします。

今野「こういった状況の中で、舞台に立たせていただけることは当たり前じゃないと感じてます。そしてこの第2弾をやらせていただけることも奇跡だなと思うので、前回観に来てくださった方はもちろん、今回初めて来る方にも楽しんでいただけるような舞台になっていますのでぜひ、楽しみに待っていてほしいです。」

本髙「このROCK READING『ロビン』は、昨年よりさらに音楽と朗読の融合性が増して、よりライブに近い朗読劇になっているのでライブに来るような感覚で観ていただきたいです。そしてぜひ、ロビンの仲間になった気持ちで観てほしいので、何か緑のワンポイントを身に付けて来てくださることをお勧めします。ちなみにスタッフさんはみんな緑のマスクをしてくれてます。これは自分が持参したやつなんですけど、あとでスズカツさんにも付けていただこうと思っています（笑）。」

鈴木「もう、もらいました（笑）。」

本髙「まだ付けているところを見られてないんですけど（笑）。ぜひみなさん、ロビンの仲間になったつもりでお越しください！」

――ちなみにマスクは何枚買ったんですか？

本髙「先ほど、スタッフさんから配ったという情報を聞いて残り2枚しかないと。なので200枚プラスで購入しときました。」

今野「もともと100枚買ってたんだよね。」

本髙「そう。100枚買ってたんですけど、さらに200枚購入いたしまして、明日届きます（笑）。」

ーー舞台も楽しみにしています。

本髙・今野「ありがとうございます！」

『ROCK READING『ロビン』〜「ロビン・フッドの愉快な冒険」より〜』は、東京公演を2021年10月21日(木)～10月31日(日)ヒューリックホール東京にて、大阪公演を11月5日(金)～11月7日(日) COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて上演。

公演概要
ROCK READING『ロビン』〜「ロビン・フッドの愉快な冒険」より〜
【出演】本髙克樹（7 MEN 侍／ジャニーズJr.）今野大輝（7 MEN 侍／ジャニーズJr.）／ROLLY　カズマ・スパーキン
【原作】ハワード・パイル「ロビン・フッドの愉快な冒険」
【上演台本・演出】鈴木勝秀
【音楽】大嶋吾郎
【日程・会場】　
＜東京公演＞ 2021年10月21日(木)～10月31日(日)　ヒューリックホール東京
＜大阪公演＞ 11月5日(金)～11月7日(日)　COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
【チケット料金】全席指定 9,000円（税込）
※未就学児童入場不可
【チケット一般発売日】好評発売中
【お問合せ】
＜東京公演＞キョードー東京　0570-550-799　（平日11:00～18:00/土日祝10:00～18:00）
＜大阪公演＞キョードーインフォメーション　TEL：0570-200-888 (平日・土曜11:00～16:00)
【公式HP】https://robin2021.com
【公式twitter】@robin2021jp